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勃起不全(インポテンツ・ED)

※ご注意

記載内容については、一般的に、ご参考にしていただきたい情報でございます。お客様毎に体質、原因や症状は異なります。詳しくは、かかりつけの医師にご相談されることをお勧めいたします。


男性性器のしくみ

1.男性性器とは

男性性器は生殖にかかわる臓器で、内性器と外性器に分けられます。内性器は生殖に必要な精子をつくりだす臓器(精巣または睾丸)で、外性器は生殖行動をおこす陰茎をいいます。

種 類
解    説
精 巣 睾丸ともよばれる卵形の臓器で、精巣の中でつくられる男性ホルモン(アンドロゲン)のはたらきで、男性らしい特徴をつくってゆきます。また精子をつくる場所でもあります。精子は思春期を経て成人になると盛んにつくられます。
陰 茎 尿道と海綿体からなり、精子が活発に動くようになると、陰茎は勃起して射精の準備(誇張)に入ります。
副性器
精 嚢 膀胱の後面にあり、精巣でつくられた精子を蓄えるとともに、分泌される精嚢液でさらに成熟させます。
前立腺 膀胱の下にある腺で、前立腺液を分泌します。前立腺液は精子の運動性を高めるはたらきがあり、射精後の精子が卵子と出会うための間の重要な訓練場となります。
陰 嚢 精巣や精管などを入れた袋でしわがありますが、内部の温度が高くならないように調節しています。

2.性欲・勃起・射精のメカニズム

元来「性欲」とは、異性を意識するための感覚機能で、子孫を残すというもともと備わった「先天的機能」の一つです。これらのメカニズムはすべて、生命の根本をなす行為・行動といえるでしょう。

a)性 欲

外からの性的刺激(視覚、聴覚、触覚などによる外部刺激)が加わると、脳の性中枢に刺激が伝えられます。脳からは「性腺刺激ホルモン(LH-RH)」が分泌されて、精巣にはたらき、男性ホルモン(テストステロン)を産生・放出させます。また一方では、LH-RHは脳にフィードバックして、さらに性欲を高め、性行動を促進します。ストレスがあると、この性中枢からのLH-RHの放出が妨げられて、性行動の減退を招きます。

b)勃 起

陰茎の中の尿道を囲むようにして存在する「海綿体」は、たくさんの血管が密集したスポンジのような構造になっていて、性欲がわいてくると勃起神経のはたらきによって多量の血液が流れ込んできて充満します。この状態になると勃起します。副交感神経のはたらきが高まる夜間に機能は上がります。 いわゆる「朝立ち」は、目覚めの悪いときが多いようです。海綿体の上側には「陰茎海綿体」とよばれる膜が囲み、血管を保護して勃起時の陰茎の硬さを保ちます。

c)射 精

陰茎の先端にある「亀頭」にはたいへん敏感な神経があり、そこに刺激をうけると、刺激は脳に伝えられます。脳は前立腺や精嚢から分泌液を分泌させ、その分泌液といっしょに精子を尿道に射出するようにします。これが射精です。交感神経が活発にはたらく昼間に機能は良くなります。しかし射精は勃起していることが前提となりますので、必ず勃起させることが必要となります。

3.精子のつくられ方

精巣(睾丸)の中の精細管に「精粗細胞(精子の元になる細胞)」がつくられ、精母細胞に成熟して4個の精子細胞に分裂してゆきます。この精子細胞は精細管の中で形を変え、皆さんご存知の「オタマジャクシ形」になり、遺伝子と長旅用の栄養を頭の部分に蓄えながら精嚢へ移動する時期を待ちます。この一連の変化は、脳(性中枢)への刺激と性ホルモンのバランスによって行われ、約2ヶ月かかって精子になります。よく勘違いをされる方が多いのですが、いざ出陣の直前になってから、強壮剤やドリンク、スタミナ食を摂る方がいます。それは全く一時的な中枢神経の興奮に過ぎず、ほとんど意味を成していません。精子や性欲ホルモンなどは、その場限りの刺激では十分に働きませんので、普段からの努力も必要なのです。

4.尿意と勃起の関係

早朝に尿意を催して目を覚ましたら、「朝立ち」をしていたので、「自分もまだまだ若いな!!」と悦んでいたが、トイレに行って小便したら、いつもの息子(陰茎)に戻ってだらしなくなってしまった」という意味です。膀胱に尿がたくさん溜まると、その下部にある前立腺が圧迫され、さらに尿の漏れを防ぐために尿道海綿体に血流が流れ込み、陰茎の勃起を起こします。これは勃起不全(インポテンツ)とは全く関係ありません。むしろ血流は正常ですので、勃起不全の原因は精神的や飲酒などによる中枢神経興奮不全が原因と考えられます。

勃起不全とは

陰茎の勃起が不完全で膣内に挿入できないか、挿入しても勃起した状態を維持できないことです。原因は精神的なこと、神経の障害、陰茎・海綿体への血流障害、ほかの病気によるもの(糖尿病や腎臓病など)などいろいろ考えられますが、基本的には神経の昂りと安定的な必要栄養素の不足があげられます。

1.症状と診断方法

a)症状

性欲はあるが興奮しても勃起しない、勃起しても充分に硬くならない、勃起しにくい、持続しないなど。

b)診断方法

泌尿器科、神経科などの医師にご相談ください。

c)主な関連疾患

分  類
解    説
前立腺肥大症
(排尿困難・頻尿)
前立腺のほとんどは、老年になってから肥大します。これ自体は病気ではありません。前立腺の発育には男性ホルモンが関与して、普通老年期(男性ホルモンの分泌低下)に萎縮します。しかし性ホルモンのバランス異常により尿道周囲腺が肥大するため、前立腺を外側に圧迫します。これにより、尿道が圧迫されて排尿異常が発生します。同時に膀胱も圧迫されるため頻尿にもなります。
男性不妊症 男性に原因のある不妊症のことで、精子をつくる機能の障害、精子が尿道へと運ばれる機能の障害、射精機能不全、甲状腺機能低下などが原因としてあげられます。特に精子不足の方には、牡蠣肉ペプチドがおすすめです。

予防と養生法

1.注意したい栄養成分・食品

栄養成分・食品
解    説
亜鉛(Zn) 亜鉛は泌尿生殖器のひとつである前立腺にも含まれ、性ホルモンの合成、精子の増殖・活発な運動に欠かすことのできないミネラルです。
ビタミンB群 エネルギーの供給などに関与し、また精神状態も安定させることから、精神的性的障害に広く併用されます。
ムコ多糖体 ムコ多糖体のひとつ「ムチン」という成分は、タンパク質を効率よく利用して体力をつける働きがあります。
利尿効果のあるもの 身体(胃腸)を冷やし(血流を胃腸に集中させてしまう)、排尿を促す(頻尿)ような飲食物は、勃起自体の興奮を奪ってしまいます。

2.養生法

養生法
解    説
ストレスをためない ストレスは脳の抑制作用を高め、性的な欲求や興奮を抑えてしまいます。
充分な健康管理を あなたのリズムは、あなたにしかわかりません。自分のリズムをしっかり把握して、生活習慣、食事バランスを整えましょう。「体調が悪いな」と感じたら、できるだけ身体を休めるか、それでも不快があるようなら、早めに医師の診察を受けることやカウンセリングを受けるなども考慮してください。
パートナーにも協力を ご存知のようにセックスは、脳に刺激を与え、各種のホルモンバランスを整え、活発に作用させるはたらきがあると言われています。異性に意識されるなどの刺激も気持ちを高揚させ、リズムを整える絶好のチャンスかもしれませんね。
肥満体質・慢性病の治療を 肥満や慢性病がある場合、各種栄養素が不足するのみならず、著しく体力を低下させます。

3.治療法

a)食事療法

上記参照。

b)運動療法

激しい運動は避けてください。また、リラックスすることにより副交感神経が活発になり、勃起しやすくなります。

c)薬物治療

詳しくは、かかりつけ医師又は薬剤師へご相談ください。