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| トップ>病気の知識インデックス>健康雑学セミナー |
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「健康雑学セミナー」メニュー
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なぜ健康食品が必要なの?
| 1.はじめに |
服用するもので医薬品・医薬部外品以外のものを「食品」といいます。食品は生命活動や健康維持に必要な栄養素を摂りいれるためのものですが、市場にある食品は様々に栄養素の偏りや食品添加物の使用により、本来の栄養素バランスが崩れています。そのために食品を補助する目的で、『健康補助食品』は欠かすことのできないものとなってきました。
本来、私たちは必要な栄養素を必要量摂取していれば健康に過ごすことができるのですが、その栄養素がバラバラに摂取されていては、病気の原因になるのは至極当然のことです。
このセミナーでは、健康食品はなぜ必要なのかを具体的に解明してゆきたいと考えます。 |
| 2.まず、現状を把握しましょう |
「あなたの健康状態は?」
人の健康(または病気)状態を判断し必要な処置をするためには、下表の分類に従って「あなたの状態」を正確に決めなければなりません。さもないと、むやみに薬を服用したり、薬を服用しなければならないのに時期が遅れてしまったりします。
※現状の位置づけと必要なもの
| 健康人 |
⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔ |
半健康人 |
⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔ |
半病人(老化) |
⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔ |
病人 |
| ┗━━━━━━━━━━━┛ |
┗━━━━━━━━━━━┛ |
┗━━━━━━━━━━━━┛ |
| 食品+栄養補助食品 |
栄養補助+機能性食品 |
機能性食品+医薬品 |
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| 健康人 |
: |
通常の生活に全く支障のない人 |
| 半健康人 |
: |
通常の生活には支障はないが、症状を訴える人 |
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| 病人 |
: |
通常の生活に支障があるため、治療が必要な人 |
| 半病人 |
: |
通常の生活に支障はあるが、治療を必要としない人 |
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| 3.栄養補助食品とは |
「食事をするとはどういうことか」
食事とは、「生命活動において、必要な栄養素を確保するために行う行動」といえるでしょう。ですから、必要なものを必要な量摂取できなければ、食事をしたことにはなりません。
ところで、みなさんは生命活動で一番栄養素を消費する行動はなんであると思いますか? 実は食した栄養素を処理することなのです。下の模式図にも示しましたが、いろいろな「代謝」によって栄養素は処理されてゆきます。つまり、適した食事をしないと、無駄に栄養素を浪費してしまい、不足した栄養素が補われなければ「病気になる」に繋がってゆきます。
※栄養素の体内移動と消費される栄養素(酵素)
栄養素を処理する「酵素」は、栄養素であるタンパク質・ビタミン・ミネラルなどを豊富に使用しなければ合成できません。
| 食品中の成分 |
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| ↓ |
消化酵素によって吸収されやすい形にまで分解 |
| 腸管から吸収 |
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| ↓ |
粘膜内酵素によって腸管・血管粘膜を通って血中へ |
| 肝臓で分解・合成 |
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| ↓ |
酵素などによって分解・再合成された後、一部輸送タンパク質などによって細胞へ運搬される |
| 細胞内へ取り込まれる |
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| ↓ |
細胞膜を透過するために酵素やタンパク質(ホルモン)が関与 |
| 細胞内代謝 |
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| ↓ |
各種代謝には様々な代謝酵素や補酵素が必要が |
| 老廃物合成 |
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| ↓ |
老廃物や不要物を処理するために様々な酵素が必要が |
| 排泄器官へ |
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「栄養素は不足している箇所から順次使用される」
摂取された栄養素は、その栄養素が不足している箇所へ優先的に利用されます。たとえば「口内炎」はビタミンB2の不足が主な原因ですが、ビタミンB2は体内では主に脂質を代謝する酵素として利用されています。そのため、油ものや甘いものを過食するとビタミンB2を総動員して代謝するため、粘膜や皮膚の炎症を予防していたものが不足するといった状態に陥ることになります。
| 摂取した栄養素 |
⇒⇒ |
早急に必要な箇所へ優先的に利用 |
⇒⇒ |
余った分がその他へ利用される |
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↑ ここで不足すると「半病人」 |
↑ ここで不足すると「半健康人」 |
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「栄養補助食品は栄養素を補給」
| 理想的な食事(栄養素補給)とは、今必要なものを、必要な量、必要としている箇所へ効率よく補うことです。そのためには不足している、または過剰となっている栄養素が何かを常に把握しなければなりません。「今日は油ものを食べたからビタミンB2を多めに摂っておこう」といった具合です。ビタミン・ミネラルなどいわゆる「栄養補助食品」は、理想的な食生活を補うための重要なツールになっています。 |
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| 4.機能性食品とは |
「機能性食品の位置づけ」
| 医薬品とは特定の疾病に対して、症状の改善を目的としたもののことをいいます。これに対して機能性食品は疾病を特定せず、基本的に疾病の根源の状態を緩和することになります。つまり「痛いときの痛み止め」ではなく、痛みの原因となる元にはたらくものなのです。 |
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「時間プログラム」
| 特定の疾病の改善(病人⇒半病人への方向性)は、まず症状の改善からはじめます。患者の訴え(主訴)の改善をはかり、次に主訴が緩和されてきた時点から併せて機能性食品を併用してゆくことが理想的と考えます。 |
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「栄養補助食品との組合せ」
| 特定の疾病の改善(病人⇒半病人への方向性)がある程度進んだ後に、本来不足してしまったがために罹った疾病についての改善を考えてゆきます。そのためには「栄養補助食品」との組合せは理想的な方法といえるでしょう。(半病人⇒半健康人への方向性) |
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| 5.結論 |
人間も含めた動物は、エネルギーや生体必須栄養素を自分自身でつくり出すことがほとんどできません。そのために、外部から摂りこむ(食する)しかできない「外部依存型」なのです。また摂りこんでからは、その都度必要な物質に変換しなければ利用できないシステムしかもっていません。ちなみに「老化」とは、この変換機能の低下あるいは退化を意味します。
私たちが生きてゆくということは、これら生命維持・活動に必要な栄養素の摂りこみなしには成り立ちません。その意味からも、健康食品の利用の意義はたいへん重要になってゆくと考えています。 |
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医薬品と健康食品は併用してよいの?
| 1.はじめに |
病気や健康について悩まれている方は、大概は医薬品(または医薬部外品)や健康食品などをお飲みのことでしょう。しかし「健康セミナー1」でもお話したように、このことは決して安易に行ってはいけないことなのです。特に、今や健康食品に利用されている成分は、医薬品的(特に漢方生薬)になっているものが多く、薬の作用を増強したり、または打ち消してしまうこともあります。
それでは、詳しくお話してゆきましょう。 |
| 2.まず、医薬品の作用について考えましょう |
「身体には相反するものが共存する」
代表的な例として「自律神経」をあげます。自律神経には交感神経と副交感神経とがあり、一般的には相反する作用を示しています。医薬品は、どちらかの作用を増強したり減弱させたりして効果を発現させます。また1日の時間帯によっても変化し、昼間は交感神経が、夜間は副交感神経がはたらき易くなります。
※交感神経と副交感神経の主な作用
| 器 官 |
交感神経 |
副交感神経 |
| 瞳孔 |
散瞳(開く)・遠点調節 |
縮瞳・近点調節 |
| 心臓 |
心拍数・収縮力増加 |
心拍数減少 |
| 血管 |
収縮(冠動脈は拡張) |
― |
| 胃・腸 |
運動(緊張)減少 |
運動(緊張)増加・胃酸分泌促進 |
| 肝臓・脂肪組織 |
グリコーゲン(貯蔵糖質)・脂肪を分解 |
― |
| インスリン |
― |
分泌 |
| 涙・鼻水 |
― |
分泌 |
| 性器 |
射精 |
勃起 |
| 汗 |
少量の局所的分泌 |
体全体の分泌 |
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※肥満は夜食が原因の理由
| 上の表をご覧ください。夜は副交感神経が優位になっているので、寝る前や夜間に食事を摂ると、胃のはたらきが活発になり食べ物の消化・吸収がよくなります。吸収された糖分などがインスリンによって体細胞に取り込まれやすくなり、運動をしていない(カロリー消費が少ない)時間帯ですから、ほとんどのものが体脂肪に蓄積されてゆきます。 |
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※男性の性的悩みはリラックスで解消
| よく「朝立ち」といわれるものがあります。これは、朝に目が覚めるとペニスが自然に勃起している状態を指す言葉です。副交感神経が優位になっていますので、気持ちよく睡眠をとれた証拠なのです。セックスの前には、興奮状態にするのではなく、リラックスを心掛けましょう。 |
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「医薬品の効かせ方」
たとえば血圧降下薬は、交感神経が優位になって血管を収縮してしまうのを抑制する薬が汎用されます。また糖尿病薬は昼間インスリンが分泌されにくいので、朝や昼に服用することが一般的となります。
※「副作用」とはどういうことか
| 身体には、相反する機能があることはお分かりいただけたと思います。つまり、片方を優位または減弱すれば、他方が優位または減弱することになるので、これが副作用となるわけです。この状態で医薬品や健康食品を併用すると、増強したり打ち消しあったりしてしまい、十分な効果(主作用)が得られない場合も出てくるのです。 |
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| 3.そのために、「時間プログラム」が必要となる |
「時間プログラム」
| 症状は、時間的にも体調的にも、そして改善法的にも常に身体の状態によって変化させています。常にこれを服用していれば良い、というものではないことを十分にご理解ください。 |
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糖質免疫システムに関与する
| 1.はじめに |
動物や植物中に広く分布する「糖質」は、エネルギーの源になるだけではなく、体組織をつくる物質として、また代謝を活性化する物質として重要な役割を果たしています。人も含めた動物においては脂肪やタンパク質から生合成することもできますが、基本的には植物性食品から摂るしかありません。
それでは、詳しくお話してゆきましょう。 |
| 2.まず、糖質のことを知っておきましょう |
「糖質は単独ではほとんど存在しない」
普通「糖質(炭水化物)」というと砂糖を思い浮かべる方が多いでしょうが、砂糖はサトウキビやサトウダイコンなどから採れる甘味料ですが、身体にとっては「必須栄養素」となります。その代表はブドウ糖(グルコース)です。
ところでこれら糖質は、自然界には単体(1分子)の状態では存在しません。いくつかの糖質が結合した形(多糖類)、他の栄養素と結合した形(配糖体など)に分類されています。このことが非常に重要となってゆきます。
※糖質の分類
| 主にカロリー源となる糖類 |
| 単糖類 |
: |
加水分解によってそれ以上簡単な糖に分解できないもの
例:グルコース(ブドウ糖)、ガラクトースなど |
| 多糖類 |
: |
加水分解によって10分子以上の単糖類を生じるもの
例:デンプンなど) |
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| 分解されない糖類 |
| 多糖類(体) |
: |
人間には分子を分解する酵素が存在しないためカロリー源にはならない
例:食物繊維(グルカンなど) |
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| 身体を構成する糖類 |
| グルコシド(配糖体) |
: |
他の化合物と結合した糖
例:糖タンパク、糖脂質など |
| デオキシ糖 |
: |
糖質の構造中のOH基がH(水素)に置換したもの
例:DNA中のデオキシリボースなど |
| アミノ糖 |
: |
糖質の構造中のOH基がNHに置換したもの
例:グルコサミン、ガラクトサミン、コンドロイチンなど |
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「多糖類(体)って良く聞くけれど?」
健康食品の成分で良く聞く言葉ですが、ご存知でしたか。実は色々な成分名が表示されていますけれど、同じ仲間なのです。
※多糖類の仲間たち
| デンプン |
: |
加水分解によってブドウ糖だけを生じるもので、グルコサンまたは「グルカン」と呼ばれています。 |
| グリコーゲン |
: |
牡蠣やシジミなどの貝類に多い栄養成分です。「貯蔵多糖類」とも呼ばれます。 |
| セルロース |
: |
植物の骨格の主な成分です。一般的に「食物繊維」と呼ばれるものです。 |
| キチン |
: |
無脊椎動物(カニや海老)の骨格をつくるもので、これを特殊な方法で処理したものを「キトサン」と呼んでいます。 |
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ここで、ちょっとコーヒーブレイク 「グルコサミン」のお話
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ここで、言葉遊びをしてみましょう。 膝や関節に良いとされ、健康食品の成分として有名なグルコサミンですが、この言葉は造語だったご存知でしたか。この構造をみてみると、グルコースのOH基がアミノ基(NH)に置き換えられているので、「グルコース+アミン」⇒「グルコースアミン」⇒「グルコサミン」となったのです。うそのような本当のお話でした。 |
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| 3.健康食品で利用される、代表的な糖質 |
配糖体(グルカゴン)
| 特に健康食品成分で重要なのは「糖タンパク」です。代表的な名称に「ポリフェノール」があります。人は「タンパク分解酵素」という酵素をもっていて、配糖体は糖を切り離す際に活性酸素の原因となる「フリーラジカル」というものをくっつけてしまいます。このことが、身体のトラブルメーカーであるフリーラジカルが影響を及ぼすことを防ぐのです。(関連成分:SOD) |
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α-・β-グルカン
| キノコ類の健康食品でみかける成分ですが、αやβは糖質が裏返しに結合した形をいいます。人は主にα型を分解する酵素をもっています。つまり、α型は細かく分解できるので吸収が良くなり血管中に、β型は血管にも移行しますが、どちらかといえば腸管免疫を高める方にはたらきます。これが体内では異物と判断されて、免疫を活性化することにつながってゆきます。(代表的な食材:キノコ類) |
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グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸
| 一見すると違うもののように見受けられますが、実はほとんど同じものなのです。基本骨格はすべて同じで、後はくっつく糖質の種類によって異なっているだけなのです。これらの作用は、水分を吸着させやすいため、軟骨(関節の水性クッション)やお肌の水分を逃がさずに補給できるということになります。最近では、コンドロイチンやヒアルロン酸は目薬にも利用されるようになりました。また身体の中では、コラーゲンなどと一緒に存在して、身体の骨格を形成しています。 |
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脂質は生体反応に関係する
| 1.はじめに |
人も含めた陸上動物は、体内で栄養素の中のひとつ「脂肪酸」というものを都合の良い形に合成(脂肪酸を不飽和化)することがあまりできないため、食物から摂取しなくてはなりません。とくに必要なのは「必須不飽和脂肪酸」と呼ばれるもので、生体内活動には欠かすことのできないものとなっています。この必須不飽和脂肪酸にはリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などが含まれます。
しかし、これらはすべてが良い方向性で利用されるのではなく、それぞれが形を少しづつ変化させることで相反する作用をもちます。 |
| 2.不飽和脂肪酸とは |
脂肪には単純脂質と複合脂質とがあり、前者は主にエネルギー源として、後者は身体をつくる骨格の成分やホルモンなどの原料になります。ですから病的でない限り、脂質摂取を抑えてはいけません。
今回のお話は「複合脂質(不飽和脂肪酸を含む)」がメインになります。 |
「不飽和脂肪酸の構造」
不飽和脂肪酸とは、その構造中に「二重結合」を含んだ脂肪酸のことで、その二重結合の位置によって「ω-3系」や「ω-6系」などに分類されます。このことは非常に重要で、後述する様々な成分に変化して作用を発揮します。
※ω-3系(代表例:EPA、DHA、リノレン酸)
EPA・DHAの構造式 : CH3-CH2-CH=CH-・・・-CH2-COOH EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は左から3番目に二重結合があり(ω-3)、それぞれ5個と6個の二重結合を持ちます。 |
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※ω-6系(代表例:アラキドン酸、リノール酸)
アラキドン酸の構造式 : CH3-(CH2)4-CH=CH-・・・-CH2-COOH アラキドン酸は左から6番目に二重結合をもち(ω-6)、4個の二重結合をもちます。 |
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EPAの1日目標摂取量:1.0g
(はまち、まいわし、さば各80g) |
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b)不飽和脂肪酸の代謝
食物中から摂取した不飽和脂肪酸は、体内で「エイコサノイド」とよばれる生理活性物質に変化してゆきます。代表例を記載します。(PG1などの数字は二重結合の数を表します。)
※エイコサノイド生合成の代表例(1)
食物中のω-6系(リノール酸)⇒γ-リノレン酸⇒PG1系、TX1系、LT3系へ
↓
食物中のω-6系(アラキドン酸)⇒PG2系、TX2系、LT4系、LX4系へ |
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※エイコサノイド生合成の代表例(2)
| 食物中のω-3系(α-リノレン酸)⇒EPA⇒PG3系、TX3系、LT5系へ |
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| 3.局所ホルモン |
これは炭素数20個からなる脂肪酸で、身体の局所で生理作用をあらわす「生理活性物質」の総称です。通称「局所ホルモン」と呼ばれていて、脳からの指示ではたらく神経やホルモンとは違い、局所だけで瞬時に生合成されて強い生理作用を示すものです。代表的な作用としては、血圧のコントロール、炎症の制御、喘息や鼻づまり、アレルギー反応、消化器官の潰瘍などに関与します。
それぞれのはたらきについて説明しましょう。(表中のアルファベットは種類をあらわします。)
| 種 類 |
主 な 作 用 |
| プロスタグランジン(PG2系) |
A・B・C |
血圧降下 |
| D |
血小板凝集抑制、気管支収縮、睡眠誘発 |
| E |
血圧降下、血管拡張、胃液分泌抑制、腸管運動亢進、子宮収縮、利尿、気管支拡張、骨吸収、免疫抑制 |
| F |
血圧上昇、血管収縮、腸管運動亢進、子宮収縮、気管支収縮 |
| G・H |
血小板凝集誘起、動脈収縮、気管支収縮 |
| I |
血小板凝集阻害、動脈弛緩 |
| J |
抗潰瘍作用 |
| トロンボキサン(TX2系) |
A |
血小板凝縮、動脈収縮、気管支収縮などの強い生理活性をもち、血栓症、狭心症、気管支喘息などの病因のひとつと考えられています。 |
| ロイコトリエン((LT4系) |
B |
白血球活性化 |
| C・D |
持続性の気管支収縮、小腸運動促進、血管透過性亢進 |
| リポキシン(LX4系) |
A・B |
気管支収縮、細動脈拡張、白血球遊走、免疫調節作用(NK細胞の細胞傷害能抑制など) |
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| 4.食品中の不飽和脂肪酸 |
食品中や健康食品などに含まれる「不飽和脂肪酸」の特徴をまとめてみますと、ω-3系のものを摂ることが望ましいことがわかりますよね。(理想的な摂取比率 ω-6系:ω-3系=4:1)
| 種類と含有食材 |
主な作用 |
過剰症 |
リノール酸(ω-6) サフラワー(紅花)油、大豆油、コーン油、ごま油、マーガリン |
・コレステロールを低下
(動脈硬化の予防と改善)
・α-リノレン酸に対する作用
EPA・DHAへの変換を妨害 |
・過酸化脂質になりやすい
・アラキドン酸の原料
・アレルギー症状増幅 |
α-リノレン酸(ω-3) しそ油、えごま油、あまた油 |
・アレルギー症状発現のPGを抑制
・がん細胞増殖抑制
・血圧降下
・血栓解消 |
特になし |
アラキドン酸(ω-6) レバー(牛・豚・鶏)、卵(特に卵白)、さざえ、あわび |
・PG原料 |
・PGなどの作用を増強
| 動脈硬化、高血圧、心不全、脂肪肝、慢性の炎症、自己免疫疾患、アレルギー、アトピーなどを起こしやすい |
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| 種 類 |
主 な 作 用 |
| EPA |
エイコサペンタエン酸
リノール酸からつくられるアラキドン酸が2系のPGと4系のLTなどを合成するのに対して、EPAは3系のPGや5系のLTとなります。特にアラキドン酸由来のTXA2が血小板凝集、血管収縮を引き起こすのに対して、EPA由来のTXA3はこの作用がないため血栓の予防や高血圧などに有用となります。
また、EPAはいくつかの酵素反応でアラキドン酸代謝を抑え、血液循環を改善します。(脳梗塞、心筋梗塞の予防治療効果) |
| DHA |
ドコサヘキサエン酸
α-リノレン酸からEPAがつくられ、そこから体内でもつくられます。直接エイコサノイドにはなりませんが、アラキドン酸から合成されるTXA2やLTの産生を抑制します。
最近の研究では、網膜の外側部分に高濃度のDHAが含まれていることから、膜内を光の粒子が運動できるように活性化して、ロドプシンを機能させるのに必要物質となっているらしいことがわかってきました。 |
| DPA |
ドコサペンタエン酸
EPAやDHAと同様のはたらきがあります。しかし注目されていることは、DPAが脳の中に特異的に多く、脳のはたらきを活性化しているのではないかといわれています。 |
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人の身体を老化させる活性酸素
| 1.はじめに |
人の身体を構成する細胞は、「生体内電子」というものをやり取りすることでエネルギーを生み出し、生命活動を行っています。しかし、この中で「フリーラジカル」と呼ばれる一種の電子が、老化や様々な病気の原因であることが判明してきました。このフリーラジカルをどのようにすれば取り除くことができるのか、今回はこれがテーマになります。
それでは、詳しくお話してゆきましょう。 |
| 2.まず、「活性酸素(フリーラジカル)」のことを知っておきましょう |
「活性酸素ってなにもの?」
身体の90%は水分といわれていますが、水分は放射線や電磁波などを受けると水分子(H2O)から電子が飛び出します。飛び出した電子は身近な分子に攻撃を加えて、その分子の構造(性質)を破壊してしまいます。この電子を「フリーラジカル」と呼びます。特に酸素(O2)からのものが問題で、呼吸や酸素との触れ合いがこの作用を促進します。
※活性酸素の生体内変化
身体(細胞)の中に取り込まれた活性酸素は、結果的に「OH-(ヒドロキシルラジカル)」となって様々な傷害を起こしてゆきます。(SOD様成分:SOD酵素に似た作用をする成分で、フラボノイドやポリフェノールなどがあります。)
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各種代謝系 |
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SOD酵素 |
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カタラーゼ(酵素) |
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| O2(酸素) |
↓
⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ ↓ |
O2-(スーパーオキシド) |
↓
⇒⇒⇒⇒⇒
↓ |
H2O2(過酸化水素) |
↓
⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
|
H2O(水) |
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飛び出した電子は
SOD様成分により捕まえられる |
SOD酵素の不足により
OH-(ヒドロキシルラジカル)⇒細胞(遺伝子も含む)傷害 |
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「SODとは」
SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)とは、スーパーオキシドを即効的に変化させる酵素で「抗酸化酵素」と呼ばれています。その効果は、細胞内にできたスーパーオキシドを瞬時に10万分の1以下にするほどです。さらにSOD酵素の一種「カタラーゼ」によってヒドロキシルラジカルによる遺伝子や細胞膜(脂質)の破壊、タンパク質(各種酵素)や炭水化物の損傷を抑制することにより酸素傷害(酸素毒性)を防御します。(抗酸化比較:ビタミンCの8倍、β-カロテンの12倍、ビタミンEの16倍といわれています)
人の場合は染色体(遺伝子)の情報によって合成されますが、活性酸素などによって染色体が傷害を受けている場合は、うまくつくり出せないこともあります。 |
※SODは金属タンパク質
| 金属タンパク質とはタンパク質に無機物(ミネラル)が結合したもので、このことで効率的にフリーラジカルを取り込むことができます。人の場合はCu(銅)・Zn(亜鉛)が結合しています。SODはタンパク質ですから「アミノ酸」が原料となりますが、ミネラルはタンパク質を合成するために欠くことのできない成分(触媒)となるので、併せて摂取する必要があります。 |
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※SOD酵素は主にどこでつくられるか
| SOD酵素(カタラーゼも含む)は「クエン酸サイクル」とよばれる代謝系で主につくられます。クエン酸サイクルは代謝系のほぼ中心をなすもので、糖質やアミノ酸から脂質(脂肪酸)、ホルモンや各種酵素、呼吸によるエネルギー産生、蓄積脂肪の分解など、非常に重要なはたらきをします。クエン酸を摂ると効率よく代謝を促進するだけでなく、SOD酵素をつくりやすくします。 |
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「SOD様成分」
SOD様成分とはSODと同様の作用をもつ成分のことで、下表の成分がよく知られています。
※SOD様成分
| 成分名 |
主な作用 |
主な食材 |
| ビタミンA・β-カロテン |
粘膜の活性酸素反応抑制 |
肝油、乳製品、卵黄 |
| ビタミンB2 |
過酸化脂質の生成抑制 |
酵母、八つ目ウナギ、レバー |
| ビタミンC |
酸化物質生成抑制 |
新鮮な野菜や果物、芋類 |
| ビタミンE |
過酸化脂質の生成抑制 |
胚芽など |
| セレン(Se) |
過酸化脂質の生成抑制 |
高麗人参、ニンニク、玉ねぎ |
その他
| カロチノイド系 |
β-クリプトキサンチン(みかん)、リコピン(トマト)、ルティン(緑黄色野菜)、カプサイシン(唐辛子)、アスタキサンチン(鮭・イクラ・藻)、フコキサンイン(わかめ・ひじき)、クルクミン(ウコン) |
ポリフェノール系
フラボノイド系 |
セサミノール(ゴマ油)、タンニン・カテキン(緑茶)、アリシン(ニンニク)、アントシアニン(赤ワイン・ブルーベリー)、イソフラボン(大豆)、ケルセチン(ココア・赤ワイン)、イソフムロン(ホップ) |
| その他 |
ショウガオール(生姜)、フィチン酸(豆類・芋類・胚芽)、クロロゲン酸(穀類)、グルタチオン(酵母・貝類) |
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| 3.健康食品で利用される、代表的なSOD様成分 |
ポリフェノール
| ポリフェノールとはその構造上に「−OH基」を複数もったものの総称で、植物中に広く含まれています。たとえば、今話題の「フラバンジェノール」は杉樹皮に含まれる成分で、そのほかピクノジェノール、エンゾジノールなどの成分も利用されています。 |
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フラボノイド
| 植物に広く含まれ、種子の発芽や成長に関与したり、強い抗菌作用があることが知られています。とくにフリーラジカルを捕まえる作用(ラジカルスカベンジャー)は非常に高いようです。 |
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身体ってこんな方法で守られている
| 1.はじめに |
| 私たちの生命活動は、すべて「免疫活動」といっても過言ではないほど重要な項目です。私たちの身体を構成している細胞は、すべてある統一の基準を持っているからこそ、くっ付き合っていることができます。当然のことですが、統一の基準と合致しないものが進入してくると排除しようとします。これが免疫そのものなのです。 |
| 2.身体を守る免疫細胞 |
「免疫はこんなところでもはたらいている」
| 私たちが生きてゆくために行っている「食事」や「呼吸」も、免疫システムの活動を活発にしています。食するものはすべて「異物」ですから、吸収をする際に免疫が当然はたらきます。これを「腸管免疫」といいます。ところで“過食すると風邪を引きやすくなる”といわれています。これは、免疫細胞が腸管に集中してしまい、呼吸器系の免疫が落ちるからなのです。 |
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「免疫細胞の種類」
私たちの血球成分は大別すると赤血球・白血球・血小板があります。免疫に携わる代表的な細胞は「白血球」ですが、次のように細かく分類されています。
※白血球の分類
| 分 類 |
主 な は た ら き |
| 顆粒球 |
好中球 |
旺盛な食作用をもち、細菌などを偽足を伸ばして取り込みます。寿命は約8日で、大部分は骨髄中で待機して過ごします。 |
| 好酸球 |
酵素を含み、アレルギー症状が発現するとアレルギー反応を起こしている場所へ移動して、酵素によって改善させます。 |
| 好塩基球 |
肥満細胞ともよばれ、アレルギーなどによって反応を調節します。 |
| リンパ球 |
B細胞 |
骨髄からつくられる抗体産生細胞になる前の細胞。抗原(異物)をくっつけて「抗原抗体反応」を起こさせる細胞に変化します。表面には免疫グロブリン(Ig)をもっています。 |
| K細胞 |
抗体で覆われている腫瘍細胞を溶かして破壊します。 |
| T細胞 |
胸腺でつくられる免疫細胞で、B細胞が抗体産生細胞へ分化するのを助けたり(ヘルパーT細胞)、細胞破壊したり(キラーT細胞)、過剰になった免疫を抑制(サプレッサーT細胞)したりします。 |
| NK細胞 |
ナチュラルキラー細胞と呼ばれ、ある種のウイルスが感染してしまった細胞や腫瘍細胞を破壊します。 |
| 単球 |
マクロファージ |
血液中を遊走する旺盛な貧食作用をもった細胞で、体内で死んだ細胞や侵入異物などを次々と食して消化します。 |
| 「食作用」:異物(ウイルスや細菌、コレステロールなどの血中浮遊物を取り込むこと) |
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「免疫細胞同士は連絡を取り合っている」
免疫細胞たちは化学物質である「サイトカイン」というタンパク質を分泌して、お互いが得た情報や指示を伝え合っています。例えば細菌などの異物が進入すると、まずマクロファージがそれを食して、その情報をヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞はB細胞・キラーT細胞・NK細胞などに指示を出すといった具合です。
※代表的なサイトカイン
| 分 類 |
主 な は た ら き |
| インターロイキン(IL) |
リンパ球や単球などが産生するもので、白血球細胞間のシグナル伝達物質。 |
| インターフェロン |
ウイルス感染時に産生・分泌されるもので、ウイルス抑制因子とも呼ばれます。 |
| 腫瘍壊死因子(TNF-α) |
主にマクロファージが産生するもので、細菌やウイルス、寄生虫などの刺激によって産生されます。 |
| リンホトキシン(LT、TNF-β) |
抗原やウイルスの刺激によってリンパ球から分泌されます。 |
| エリスロポエチン |
赤血球の産生調節因子。主として腎臓から分泌され、腎組織の酸素濃度の変化により、産生が調節されます。 |
| 繊維芽細胞増殖因子(FGF) |
ヘパリン結合性増殖因子ともよばれ、けがをしたときなどに傷口をふさぐために増殖する繊維芽細胞の増殖を助けます。 |
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| 3.抗原抗体反応 |
抗原(ウイルスや細菌、花粉、寄生虫など)が一度体内に入ってくると、マクロファージなどの食作用などで抗原の情報を後免疫細胞に伝えます。後細胞の中のB細胞は、その情報により抗原のタイプ別に、ある種のタンパク質(抗体)をつくり始めます。
二度目に抗原が入ってきたら、以前の情報によってつくられた抗体を産生して、免疫システムがスムーズに作用するようにします。これが「抗原抗体反応」とよばれる一連の反応です。特に免疫グロブリンは重要な成分のひとつで、IgGやIgEなどが広く関与します。 |
| 4.免疫システムを活性化する代表的な成分 |
「β-グルカン」
| 低分子の不溶性食物繊維で、血中に入ると主にマクロファージを活性化して免疫システムを作動させます。 |
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「免疫グロブリン」
| 「免疫ミルク」の主要成分で、B細胞を活性化することにより、抗原抗体反応を促進します。 |
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肌ってこんなにデリケートなんだ!?
| 1.はじめに |
身体表面を覆っている皮膚は外的刺激から身体内部を保護し、さらには体温調節、分泌などの機能をもったひとつの器官であるといえます。これに過剰な外的刺激(活性酸素、細菌、粗悪な化粧品成分など)が加わったり、皮膚組織が弱くなったりすると、老化を速めたり皮膚トラブルの原因となってゆきます。また以外にも、内臓疾患へと繋がってゆくケースもあります。「たかが...」と思わずに、しっかりケアすることを心掛けてください。
それでは、詳しくお話してゆきましょう。 |
| 2.まず、皮膚の形態を知っておきましょう |
「皮膚は何層にも分かれて存在する」
皮膚組織は表面から表皮、真皮、皮下組織からなり、それに表皮付属器から構成されています。
※皮膚の分類
| 分 類 |
特 徴 |
| 表皮 |
表皮は外的刺激から皮膚自体を保護するもので、最下部の基底層から皮膚細胞が分裂を繰り返して最表面の角質層にまで辿り着きます。最終的には「垢(あか)」として皮膚表面から剥がれてゆきます。 |
| 真皮 |
真皮はその多くが線維細胞からなり、これがつくりだす膠原線維と弾力線維が網状に絡み合って皮膚に弾力を与えています。ここにはコラーゲンやエラスチンが存在し、皮膚組織の状態を維持する役目を果たしています。 |
| 皮下脂肪組織 |
大部分が脂肪で、身体内部の保護、保温、カロリー(体脂肪)の保存の役目をします。 |
| 表皮付属器 |
毛髪、汗腺、皮脂腺、爪などを指します。汗腺から分泌される汗は体温を調節し、老廃物を排泄する機能をもちます。また皮脂腺は皮膚の表面に脂肪膜をつくり、潤いのある滑らかな皮膚にします。 |
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“ちょっとコーヒーブレイク” 〜効果的なスキンケア〜
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基礎化粧品やハンドクリームを塗布しても、あまり効果がないと思われている方へ...。
それは皮膚細胞が最終段階になった状態(角質層細胞)に塗布しているからです。お風呂などでよく垢を取り去ってから、真皮に馴染ませるように使用してみて下さい。効果がよくなりますよ。ただし、皮膚炎を起こしている人は、クレンジングも含めて、垢すり刺激が過剰にならないように注意してくださいね。 |
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| 3.お肌の老化は簡単に起こる |
「肌の老化とは」
表皮は基底層にある細胞が分裂を繰り返して、最終的に角質細胞となって寿命をむかえます。一般的に表皮の生まれ変わる期間は28日周期となっています。
ところが加齢とともに代謝(新陳代謝)が衰えてくると、@角質層に古い細胞が残って皮膚がこわばる、A基底層でつくられるメラニン色素が代謝されずに紅斑(しみ)となって残る、B線維芽細胞(真皮を構成する線維細胞に分化してゆく細胞)が減少することによりコラーゲンやエラスチンが少なくなり、肌はきめ粗く、はりや潤いが失われてゆきます。コラーゲンやエラスチンの減少は20歳前後から始まり、「お肌の曲がり角」頃には大部分を失います。 |
※お肌の老化こんなことから始まる
| 老化の初期症状 |
解 説 |
| しわ(特に目じり) |
皮膚表面にできた細かいスジ。
水分が10%以下の肌(乾燥肌)でおこり、加齢とともに線維芽細胞の活性が鈍るため、弾力性と保水性を保持するコラーゲン(V型)やエラスチン、コンドロイチン、ヒアルロン酸が減少しておこる症状です。 |
| 紅斑(しみ) |
赤色のまだら模様。
原因であるメラニン色素は基底層で生成され、前半14日で角質層に辿り着き、後半14日かけて剥がれ落ちます。加齢などとともに周期が延長されると、紅斑が残りやすくなります。 |
| にきび |
顔面や胸、背中にできる皮疹で、皮脂の分泌が過剰になることが原因です。ホルモンバランスやアクネ菌の汗腺が誘発します。 |
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「活性酸素も大きな原因」
肌は身体の表面を覆っているため、外気から活性酸素の害をいちばん受ける器官です。皮膚表面は脂成分でできているため酸化されやすく汚れやすい性質をもっています。皮脂腺から分泌される皮脂膜も、一日洗わないと非常に汚れるし、肌のトラブルになりますよね。このことからもわかるように、活性酸素から皮膚(皮脂)を守る必要があります。
活性酸素については、「人の身体を老化させる活性酸素」をご参照ください。 |
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「化学合成された化粧品成分は危険」
自然派化粧品はともかく、合成化粧品は通常は肌に馴染ませることはできません。しかし肌に接着しなければ効果がないため、脂溶性成分を加えます。ということは、その成分が肌を通して吸収されやすくなることを意味します。
例えばパウダーファンデーションは金属製の粉が主原料です。粉という性質は水分を吸着しやすいので、まずお肌表面の水分含有量を減少させて潤いをなくし、また脂に溶けやすい金属成分が吸収されやすくなって、それらが永い時間かけて内臓などに蓄積すると内臓疾患になることもあるという研究結果もでています。
なるべく自然な状態を保ちながら、いつまでも若々しい美しいお肌でいたいものですね。 |
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| 4.お肌をいつまでも若々しく、美しく保つための栄養成分 |
以前「卵パック」が流行りましたが、卵殻裏側のヌルヌル成分にはコラーゲンを体内で合成しやすいアミノ酸が豊富に含まれた栄養素です。コラーゲン自体は主にタンパク質ですので、私たちは消化酵素などによって不揃いな形に分解してしまうため、服用や塗布しても効率的とはなりません。卵殻膜に含まれるアミノ酸は、その形自体で吸収されますので、効率よくV型コラーゲンに代謝されてゆきます。またL-シスチンも多く(約14%)、きれいな美しい肌を保ちながら、つくってゆくことができます。
皮膚も皮脂膜も脂(脂肪酸)でできています。これは酸素(活性酸素)によって非常に酸化されやすいため、肌細胞の生まれ変わりが鈍くなり、表皮がいつまでも残ってしまうと老化や皮膚トラブルの原因となってゆきます。活性酸素から肌を守ることがまず第一歩であることをご理解ください。
ペプチドとは代謝(特にタンパク質)を体内で合成しやすくする成分です。新陳代謝にも関与するこの成分は、肌細胞の発育や線維細胞のはたらきを高めて、潤いのあるきめ細やかなお肌へと導きます。 |
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