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脳梗塞

※ご注意

記載内容については、一般的に、ご参考にしていただきたい情報でございます。お客様毎に体質、原因や症状は異なります。詳しくは、かかりつけの医師にご相談されることをお勧めいたします。

 

脳と血栓症

1.脳のしくみ

a)脳のしくみとはたらき

身体の隅々まで張り巡らされた神経系から来る情報を処理して、適切な指示を与える司令塔の役目を担うのが脳です。脳は大脳・間脳・小脳・脳幹からなり、脊髄と連結しています。 脊髄は、大脳との情報伝達路としての役割があります。
脳神経(脳細胞)は他の組織に比べて、たくさんの酸素と栄養素(糖質など)を必要として、運動以上にカロリーを消費します。 この酸素と栄養素の供給は絶えることは許されません。また、たくさんのエネルギーを消耗し熱が発生しやすいため、自動車のラジエターのように、血流をたくさん起こさなければなりません。

b)働き盛りの中年以降・老年者に多い脳の病気

種 類 解    説
脳卒中 脳卒中とは脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の総称で、脳の動脈硬化が原因です。老人では脳血管が硬化しやすい上に脆くなり、この病気にかかりやすくなります。また中高年はその予備軍ともいわれ、食生活や生活環境の改善が必要とされています。
慢性硬膜下出血(血腫) 頭蓋骨の下の硬膜(脳を覆っている硬い膜)と脳の表面との間に血液が溜まり、脳を圧迫する病気です。 ほとんどの場合、外傷が原因となります。
慢性脳循環不全症 脳血管循環の障害です。頭重、頭痛、めまい、手足のしびれ、不眠症などを伴うことがあります。
パーキンソン病 脳血管障害により脳神経細胞が減少して、運動障害や認知症などを起こします。
老年期認知症 脳血管性とアルツハイマー型とがあります。脳血管性は脳血管障害などが原因であらわれるもので、多発性の脳梗塞が主な原因となります。アルツハイマー型は、脳神経細胞の死滅や神経伝達物質の代謝異常などが原因とされています。
うつ病 老年期認知症との区別がつきにくい病気ですが、精神的に落ち込んだり、不安を感じることで発症する病気です。

2.血栓がおこるメカニズム

a)血栓とは

血栓とは、心臓や脳などの血管内に血液が凝固して生じた塊で、これが形成される病気を血栓症といいます。血栓を誘発する因子は、動脈硬化、ガンや白血病、動脈炎や静脈炎、血管損傷、薬剤(経口避妊薬など)などがあります。これらの誘発因子が生体内で発生すると、血管壁の性状の変化や損傷、血液成分の変化(高脂血症など)を起こし、血小板の粘着性が高まったり凝集が活性化されて血栓となります。

b)血栓症に「アスピリン」を使用するのは

病院では、血栓症の人にアスピリン製剤が処方されることが多くあります。血小板が凝集する時に、血小板に含まれる脂肪酸の一種「アラキドン酸」がトロンボキサンA2(TGA2)という成分に代謝されて、血小板の凝集を促進します。アスピリンはこのアラキドン酸からTGA2への変化を阻害することで、血小板の凝集を抑制しているのです。
この働きは魚油(EPA)にもあり、副作用が少ないので健康食品に汎用されています。 またミミズエキスには、止血の際に変化するフィブリノーゲンに拮抗して血栓を予防します。ただし、出血傾向のある方(鼻出血、抗血栓治療薬の使用中の方、月経過多など)は、使用の際には注意が必要です。

3.免疫機能が脳神経系に与える影響

皮膚や粘膜から侵入した抗原(ウイルスや細菌など)を捕捉したマクロファージなどの免疫細胞は、多量の活性酸素や炎症性の物質(炎症性サイトカイン)をつくり出します。マクロファージから抗原提示を受けたT細胞は、インターフェロンなどのサイトカインをつくり、マクロファージをさらに活性化させます。
活性化されたマクロファージからつくられる炎症性サイトカインが、脳神経系に作用して発熱させたり、副腎皮質刺激ホルモンの分泌を高めて、炎症を鎮めて生体機能を正常に戻そうとします。この時に発熱や炎症を抑えてしまうと(消炎解熱剤の使用)、免疫システムに異常または低下が発生し、脳疾患(ウイルス性脳症など)に繋がってゆきます。
免疫賦活健康食品などを飲み始めて、一時的に症状が悪化したり発熱を起こすのは、この理由によります。この症状が出たときには、症状改善薬を服用せずに、健康食品を飲み続けてください。

 

脳梗塞

1.脳梗塞とは

脳の血管がつまって、脳の一部が壊死した状態をいいます。脳の動脈が閉塞してしまう脳血栓症や、心臓などでできた血液の塊が脳の動脈をつまらせる脳塞栓症とがあります。

分 類 解    説
脳血栓症 脳に起きた動脈硬化によって、血管が運動できずに血流を起こせない状態です。高血圧症や糖尿病、高脂血症などが要因となります。症状としては運動麻痺や言語障害など、発生部位から先の脳機能が障害を受けます。
脳塞栓症 心臓などにできた血栓が血流に乗って脳に運ばれ、脳血管の一部につまった状態です。心筋梗塞や狭心症などをもつ高齢者に多い疾患です。

2.症状と診断方法

a)症状

専門医にご相談ください。

b)診断方法

専門医にご相談ください。

c)主な関連疾患

関連疾患 解    説
脳内出血 動脈硬化によって微小血管が破れ、脳内で出血した状態です。高血圧症から起きる場合もあります。
クモ膜下出血 中枢神経系を覆う膜のうち、クモ膜と軟膜の間に生じた脳脊髄液を入れた腔をクモ膜下腔といいます。この部位での出血をクモ膜下出血と呼んでいます。脳の太い血管にできた脳動脈瘤の破裂が主な原因です。
癲癇(てんかん) 脳血管異常や脳腫瘍などが原因でも起こる、一過性の意識障害や痙攣発作を起こす病気で、脳の機能の一時的異常によって起こります。

 

予防と養生法

1.注意したい栄養成分・食品

栄養成分・食品 解    説
食塩 高血圧の最大の原因となる食塩(ナトリウム)は、糖質や水分の腸管からの吸収、血管壁細胞への取り込みを促進します。これにより血管は柔軟性を失うため、高血圧症を誘発します。また糖質の摂取過剰は、肥満にも繋がってゆきます。
脂質 脂質を摂りすぎると、血中の総コレステロール値を上昇させ、過酸化脂質を増やし、動脈硬化症などの原因となります。ただし、栄養不足になると脳出血の原因となりますので、脂質も含めた様々な栄養素をバランスよく摂取することは必要です。
食物繊維 食物繊維は食品中の過剰な栄養素を吸着して、吸収を妨害します。とくに高血圧に関与する食塩、糖質、脂質などを吸着して糞便として排泄させます。また血中コレステロールから合成される胆汁を吸着して再吸収を阻害し、血中コレステロール値を減少させ、過酸化脂質の合成を抑制します。
食用油 食用油には、アラキドン酸由来の脂肪酸が多く含まれ、局所的に血圧上昇をおこす物質(血圧上昇局所ホルモン)を合成してしまいます。食用油を控えるか、植物油(α-リノレン酸が多いもの)や魚油を摂るようにしましょう。

2.養生法

養生法 解    説
充分な健康管理を 脳梗塞を引き起こす原因は、発症因子となる食品や嗜好品の過剰摂取、中枢神経や自律神経の異常、高血圧症や動脈硬化症、ウイルスなどの感染症など、様々な要因で発症します。この要因をできるだけ制限することが、予防や治療の第一歩となります。
ストレス ストレスなどによって中枢神経系に異常な刺激が加わると、自律神経の交感神経が亢進して、血管を収縮し血管透過性が高まって、症状を悪化させます。リラックスできる時間をつくるとともに、周囲の方にも協力をお願いして、休息できる環境をつくるように心がけてください。
肥満や糖尿病
高脂血症
脳梗塞の要因として、肥満が上げられます。肥満は脂肪や糖質などの過剰摂取により、その一部が過酸化脂質などの代謝物となって血管の柔軟性を低下させたり(動脈硬化)、物理的に血管を圧迫するなど直接的な原因となります。
嗜好品 飲酒は体脂肪の蓄積に繋がるほか、必要栄養素の不足をまねきます。また飲酒による頭痛は、過剰となった水分が脳に運ばれてむくみ(脳浮腫)をつくることによります。タバコは毛細血管の血管収縮作用があるため、特に末梢の血行を悪化させます。とくにタバコは厳禁です。
誘因疾患の治療 脳梗塞の原因となる高血圧症や動脈硬化症は、高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病など様々な病気と組み合わさって発症します。また自律神経失調症や、不眠症、憂うつ病などの精神科疾患にも注意が必要です。誘因疾患や合併症を治療することも優先してください。
定期健診 脳の病気は、ある時に急に発症することが多く、日頃から小さな症状があっても、気づかずに過ごしていることが多々あります。時々感じる針で刺したような頭部の一瞬の痛みなども、頻繁に感じるようになってきたら、必ず検査を受けましょう。

3.治療法

a)食事療法

上記参照。

b)運動療法

急激な運動は控えてください。

b)薬物治療

詳しくは、かかりつけ医師又は薬剤師へご相談ください。