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| 2012年5月15日号 |
『バイタルサインのメガネで「体内の表情」をみてみると』
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●自然治癒力とは?
| 人間には、自分の生命を守るために自分のバイタルサインと照らし合わせながら、自分の体が病んでいたら健康な元の状態に回復、修復させる「自然治癒力」をそなえています。 |
| 「自然治癒力」は、遺伝的な要素(体質)も多分にあり、生まれながらにして、強い人、弱い人があることは否めませんが、「誰でももっている生命力」と言えます。具体的には、自然治癒力とは、「体を構成する一つ一つの細胞の修正・再生・防御を、自律神経の監視・指令の下に、つつがなく行っているシステム」ということができます。 |
「治癒」ということは、「治す」ということですから、バイタルサインで現れた病的なものを、自分の力で治療することを「自然治癒」とすると、人工的に(薬や手術)の力で治療することを「医療治療」とすることができます。当然、「自然治癒力」の方が、自分の出したバイタルサインを自分でコントロールする訳ですから、人工的な「医療治療」より、より的確で過不足がないはずです。 事実、現在の総合医療治療において、「医療治療」は「自然治癒」にそって行われるべきだという方向に進んでいます。 私達は、「医療治癒力」に頼る前に、「自然治癒力」をより強くすることに進化する必要があります。 |
「自然治癒力」の3つの柱
| 1 | 体の機能のバランスや秩序を正常に保つ 「恒常性維持機能」 |
| 2 | 傷ついたり、古くなった細胞を修復したり、新しいものに交換する 「自己再生機能」 |
| 3 | 病原菌など異物の侵入、変質した自己細胞を殺傷して体を守る 「自己防衛機能」 |
| 「自然治癒力」を強くするには、3つの機能の向上を、生活に取り入れる必要があります。 |
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●「自然治癒力」の3つの柱
自律神経のコントロール能力(恒常性機能システム)
2つの自律神経(交感神経と副交感神経)は、それぞれのホルモン分泌の調整をしあいながら、体の全ての細胞の機能を支配しています。
交感神経が優位になると、エネルギー代謝が亢進し、細胞の外面的な活動が活発になり「自己防衛機能システム」が働きます。反対に、副交感神経が優位になると、細胞は外的活動をやめ休息し、エネルギーを補充し、「自己再生機能システム」を活性化します。従って、2種の自律神経が秩序あるバランス能力のもとに、自然治癒機能システムのコントロール能力を持ち合わせているかどうかが、自然治癒力の「強」「弱」の「決め手」になります。
情報過多の現代社会は自律神経の判断能力を混乱させて、「自然治癒力」を低下させています。不利な情報は素通りして、有利なストレスを受けて、「自然治癒力」をアップさせましょう。 さらに、ストレスの原因を取り除くだけではなく、抗ストレス食品(タンパク質、糖質、カルシウム、ビタミンC)を活用して、規則正しい生活を心がけ、自律神経に休養を与えることが大切です。 |
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エネルギー代謝能力(自己再生機能システム)
基礎代謝機能とは、生命を守る最低限必要なエネルギー(呼吸・脈拍・血圧・体温など)を確保する能力をいいます。最低限、このエネルギーがあれば、健全な細胞が存在し、生命が守れます。
エネルギーは、赤血球が運ぶ酸素と栄養素の化学反応のもとに、筋肉内で生成されます。「自然治癒力」は正常細胞が何らかの原因で、破壊された時、傷ついた時(病気状態)に、再生・修復して、正常な細胞に戻すシステムです。この時は、基礎代謝以上の余分なエネルギーが必要です。
余分なエネルギーは、自律神経の指令の下で、必要時に直ぐに供給されなければなりません。鍛えられたエネルギー生成能力のある筋肉組織と、豊富な栄養素(たんぱく質、糖)と酸素が必要です。充分な栄養と睡眠、呼吸で、傷ついた細胞は元気な細胞に戻ります。 このシステムを自然治癒力の「自己再生機能システム」といいます。 |
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免疫能力(自己防衛機能システム)
免疫機能とは、体の外から侵入してくる細菌、ウィルス、体内に無いたんぱく質などから、体を守る働きのことです。この免疫を担う細胞は、血液中の白血球と呼ばれる細胞で、血液に4000〜7000個/mm3存在し、顆粒球、リンパ球、マクロファージの3種からなりたっています。
夫々の細胞は、各々の役目を持っています。自律神経の指令の下に、それぞれの細胞は、独特の手法で有害物質と戦って、正常細胞を守ります。このシステムを「免疫システム」といいます。
「自然治癒システム」で言う、有害物質(抗原)と戦い、正常細胞を守る三つの中の大きな柱になっている「自己防衛システム」と白血球の「免疫システム」は全く同じものなのです。
従って、「自然治癒力」が強いか、弱いかは、この「免疫力」が強いか弱いかにも、かかわっているため、「自然治癒力」=「免疫力」を考えられることも多いようです。
これほど、重要な「自己防衛システム」ですが、このシステムは、細胞の外から入ってきたものが「敵(非自己)」か「味方(自己)」かという免疫システムの判断に誤りがあると、「敵」ではないものにまで過敏に反応したり、自分の正常細胞にまでも戦いを挑んでくるという困ったことが起こります。これがいわゆるアレルギー反応です。 過剰な「自己防衛反応」は、やはり不健全な生活からくる自律神経のコントロールミスと言えます。自然治癒力は、正常な免疫システムから生まれなければなりません。 |
免疫力をアップさせる生活ポイント
| ○体を冷やさない |
| ○日常生活でおおいに笑う |
| ○抗酸化食品を食べる |
| ○適度な運動をする(有酸素運動) |
| ○たばこをすわない |
| ○血液をサラサラにしよう |
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●自然治癒力アップのポイント
| ○ | 快食・快眠・快便は、セロトニン(リラックスホルモン)を生む |
| ○ | 車に乗らずに歩いて、有酸素運動をしよう |
| ○ | 冷たい水は、口の中で温めて飲もう |
| ○ | 足のムズムズは、温めるのが一番 |
| ○ | 風呂に入って体を温めると、疲れが取れる |
| ○ | その日のうちに寝る習慣をつけよう |
| ○ | リラックス寝姿は、「布団に大の字」 |
| ○ | 毎日5分間の深呼吸で、疲れが取れる |
| ○ | 「親の疲れ」が「子どものストレス」を生む |
| ○ | 1日1回は、声を出して笑おう |
| ○ | 日光を浴びると、やる気がでてくる |
| ○ | パソコンの連続使用は45分が限度 |
| ○ | 親指から順に爪のつけ根を10秒間もむと疲れが取れる |
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| 「こんな質問がありました」 |
| Q | : | 子供が風邪をひいて、熱が38.5℃あり、病院に来たのですが解熱剤をだしてもらえず、鼻水の薬だけが処方されました。熱が心配です。なぜなんでしょうか? |
| A | : |
病院での治療時に参考にする「治療の四原則」というものがあります。
治療の四原則
| 1) | 自然治癒の過程を妨げぬこと。 |
| 2) | 自然治癒を妨げているものを除くこと。 |
| 3) | 自然治癒力が衰えている時は、それを賦活すること。 |
| 4) | 自然治癒が過剰である時には、それを適度に緩めること。 |
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ドクターは、この熱はウィルスの体力を弱らさすための、体が仕組んだ自然治癒力であること、またお子さんの体力が落ちてないことなどから、この熱にはさわらずに、ウィルスを追い出す為の鼻水の薬をだそうと判断されたものと思います。「治療の四原則」の1)と3)を考えられたものでしょう。 しばらくは様子を見て病状に改善がみられない時には、再受診されることをおすすめします。 |
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| <なるほど小話>
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孫の二人が話しています。
| 孫A | : | 風邪をひかないように、俺は毎日学校から帰ったら、手洗いとうがいをしっかりしてるんだ。お前はどうしてる? |
| 孫B | : | 俺はさ、サッカーで走ってるだろう。でも、練習のない時は、公園でボール蹴りさ。で、帰ったらシャワーさ。全く風邪ひいてないよ! |
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と、話してました。風邪の予防には、外からのウィルスが入らないように、手洗いやうがいが大切です。また、体を鍛えて、体温を上げておくと、ウィルスが入ってこれないという、利点があります。二人とも、よい習慣を身につけていると安心しました。 【by kimiko】 |
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| 2012年4月15日号 |
『バイタルサインのメガネで「体内の表情」をみてみると』
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●「血液サラサラ」は何故健康に重要なの?
「血液サラサラ」と言う言葉は、医学用語ではありません。飽食時代の代表的な病症に「生活習慣病」があります。「生活習慣病」の体内表情は高脂血症であり、その血液は「ドロドロ」しています。 従って、その反対の「サラサラ」と言う言葉が、非高脂血症である健康な血液の表情として用いられるようになりました。そして「血液サラサラ」は健全血液の代名詞になった訳です。 |
| 何故、血液サラサラでなくてはならないかと言うと、血液は血管を通じて全身を駆け廻り、生命維持に重要な働きをしています。細い細い毛細血管を通じて、体のすみずみの細胞に栄養と酸素を運んだり、老廃物や有害物質を回収したり、病原体と戦ったりしています。 |
| 生命維持に欠かせない血液が、体の末端の細胞まで届くには、可能な限りサラサラしている必要があります。血液に粘着性(ドロドロ)があり、毛細血管を通過出来なくなると、それ以下の細胞は栄養素や酸素を得ることが出来なくなり、生命力を失うからです。 |
血液成分と検査値とドロドロ血
成分 (正常値) |
内容物質 (正常値) |
ドロドロ血液の目安値 |
血漿 (液体成分:55%) |
水分(90%) タンパク質(7.8%) 脂質(1%) 糖質(0.1%) 無機質(0.9%) その他 |
| ○ | 脂質の割合>1% |
| ○ | 中性脂肪値>150mg/dl |
| ○ | 総コレステロール>220mg/dl |
| ○ | |
| ○ | 血糖値:HbAic≧6.0mg/dl |
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血球 (有形成分:45%) |
赤血球| 男 | : | 400〜540万個/μl | | 女 | : | 380〜490万個/μl |
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| 白血球 |
数値が低いため、あまりドロドロ値には影響しない。 異常に増えると粘着性が上がる。 |
| 血小板 |
血管の異常時に血液を固まらせる凝集能力があり、ドロドロ化の要因になる。 |
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●「ドロドロ血液」の原因と弊害
ドロドロ血液とは、コレステロール値・中性脂肪値・血糖値の高い不健全な血液のことです。 ドロドロ血液は、脂質異常症を起こし、全身のすみずみまで血液が届かないことから、様々な生活習慣病を引き起こします。ドロドロ血液は、日々の生活習慣病の改善で回避できます。血液サラサラを目標に、早目の対策が絶対条件となります。 |
初期〜中期のドロドロ血液の弊害
| ドロドロ血液 | | ⇒ | | 脂質異常症 | | ⇒ | | 体がだるい 疲れが取れない 手足が冷える 頭痛やめまいがする |
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後期のドロドロ血液の弊害
| ドロドロ血液 | ⇒ | 脂質異常症 | ⇒ | 動脈硬化 | ⇒ | 血圧上昇 | ⇒ | 血栓症 | ⇒ | |
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●「血液サラサラ」の食べ物と生活
血液の質は、食べ物に大きく左右されます。血液をドロドロにさせる最大の要因は、食べ過ぎや飲み過ぎです。 さらに、摂った中性脂肪は、有酸素運動や充分な睡眠で新陳代謝を高めて、残さないようにすることが大切です。 |
血液サラサラによい食生活
| ○ | 食べ過ぎを防いで、腹八分目に。 (余分な脂肪分・糖分は体内に中性脂肪となって蓄積します。) |
| ○ | 動物性脂肪を肉から魚に切り替える。 (四足動物の肉の脂は悪玉コレステロールに、魚の肉の油は善玉コレステロールになります。) |
| ○ | 清涼飲料水・アルコールは控えめに。 (糖分やアルコールは中性脂肪を増やします。) |
| ○ | 食物繊維は大事な血液サラサラ食品成分。 (食物繊維は脂質や有害物質を腸でしっかり吸着して、便で排出します。) |
| ○ | 血液サラサラ食品:お茶、納豆、大豆、天然酢、ねぎ、ニンニク、青魚 |
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血液サラサラによい生活習慣
| ○ | 早寝・早起きで充分な睡眠を。 (充分な睡眠は肝臓機能(基礎代謝アップ)を高めます。) |
| ○ | 運動・入浴で血液循環を促進する。 (運動・入浴は有酸素運動を高めて、余分な中性脂肪をエネルギーに変えます。) |
| ○ | 一日に約2リットルの水分補給を。 (血液の半分は水分です。人間は約2.5リットルの水分を排出します。食事で0.5リットルを摂るとすると、飲料物としては2リットル摂る必要があります。) |
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| 「こんな質問がありました」 |
| Q | : | 「夫をメタボリック症候群にさせない方法」ってありますか? |
| A | : |
アメリカで「夫を早死にさせる10ヶ条」と言うものを栄養学者が発表しています。 この反対のことを実行させましょう。
夫をメタボにさせない10ヶ条
| 1) | 肥らせない。(食事は腹八分目に。) |
| 2) | 飲酒・甘いおやつはほどほどに。 |
| 3) | 毎日、適度な運動をさせる。 |
| 4) | 肉料理より魚料理を多くする。 |
| 5) | 料理の味を薄くする。(食事量が減る。) |
| 6) | コーヒーに砂糖は入れさせない。 |
| 7) | タバコはやめさせる。 |
| 8) | 「午前様」の帰宅は許さない。 |
| 9) | 休日の余暇は充分に摂らせ、ストレス解消を。 |
| 10) | イライラさせるような不平不満はぶつけない。 |
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| <なるほど小話>
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2人の孫が好きな食べ物をあげてくれました。
| 孫A | : | 僕の好きなのは、オムレツ・カレーライス・アイスクリーム・サンドウィッチさ! |
| 孫B | : | 僕の好きなのは、やきそば・スパゲッティー・目玉焼き・ハンバーグ・ハムサンド・ぎょうざ・トースト・クリームスープさ! |
| 私 | : | それ、「子供の生活習慣病になる食事」といって発表されたものと同じよ。「オカアサンヤスメ、ハハキトク」っていうのよ! 四足動物の肉と脂と糖分だから美味しくて食べ易くって、大好きかも知れないけれども、食べ過ぎないでね。お母さんにも言って、野菜をいっぱい一緒に皿にもってもらってね。そして、お腹いっぱい食べたらいっぱい運動してお腹をへこませて置かないと、「子供メタボ」になるよ! |
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| と、言っておきました。【by kimiko】 |
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| 2012年3月15日号 |
『バイタルサインのメガネで「栄養素」をみてみると』
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●食物繊維とは?
| 食物繊維とは、人の消化酵素によって、消化されない食べ物、即ち食物に含まれている難消化性成分のことを言います。 |
その多くは、植物性、藻類性植物の細胞壁を構成する成分で、化学的には、炭水化物の多類体です。物質性状から分類すると、水にコロイド状に溶ける「水溶性食物繊維」と全く溶けない「不溶性食物繊維」の二つに分類され、体への作用も大きく分かれることになります。 以前は、食べても体に吸収されないので、栄養素とみなされていなかったのですが、近代は、腸内環境を整えたり、体内の有害物質を腸内から排出してくれる、人体にとって大変有効な食べ物と認識されるようになり、五大栄養素に続く、6番目の栄養素として、数えられています。 |
食物繊維の種類と効用
| 種 類 | 効 用 | 多く含む食品 |
水 溶 性 食 物 繊 維 |
コンドロイチン硫酸 (動・植物の粘膜保湿成分) |
| ○ | 目の角膜・水晶体の弾力・関節・靭帯の円滑性を保持 | | ○ | 肌の保湿・軟骨成分 |
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| ○ | わかめ・昆布・もずく | | ○ | すっぽん | | ○ | オクラ・やまいも | | ○ | なめこ |
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フコイダン (海藻のヌルヌル物質) |
| ○ | 抗アレルギー作用 | | ○ | 抗がん作用 | | ○ | コレステロール調整 |
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アルギニン酸 (海藻のゼリー状の細胞内物質) |
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グルコマンナン (こんにゃくの主成分) |
| ○ | ノンカロリー食品で他の食品の胃腸での消化・吸収を低下させる(肥満対策) |
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ポリデキストロース (天然原料の加工品) |
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| ○ | 食物繊維入り飲料・ビスケット・キャンディー(特保食品) |
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不
溶
性
食
物
繊
維 |
セルロース (植物の細胞壁の主成分) |
| ○ | 腸内の善玉菌の食料 | | ○ | 有害物質の排泄 | | ○ | 排便促進 | | ○ | そしゃくに時間がかかり、早食いを抑制 |
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ヘミセルロース (セルロース、ペクチン以外の植物性不溶性繊維) |
ペクチン (植物の細胞壁の粘着物質) |
| ○ | 消化吸収を遅らせ血糖値抑制 | | ○ | コレステロール吸収調整 | | ○ | 有害物の排泄 |
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コーンファイバー (とうもろこしの外皮) |
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キチン・キトサン (カニ・エビの甲羅に多く存在するムコ多糖体) |
| ○ | 抗がん作用 | | ○ | コレステロール吸収調整 | | ○ | 腸内環境を整える (便秘解消・有害物質の排泄) |
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グルカン (きのこ類に多く、グルコースの多い多糖体) |
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リグニン (木質素ともいわれる強固な繊維) |
| ○ | 最も強固な繊維で、酢・アルカリにも強く、胆汁酸の排泄や排便に有効 |
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●食物繊維と乳酸菌と腸内環境
細菌・ウィルス・有害物質・アレルギー物質から、人体を守る免疫システムの中で、重要な役割を果たしているのが、腸内細菌です。腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌があります。 免疫力を向上させるためには、免疫力を上げる善玉菌を増やし、免疫力を低下させる悪玉菌を減らす必要があります。また、日和見菌は、優勢な方に加勢する特性があります。 食物繊維は、善玉菌の食料になるとともに、その吸着性と粘性で悪玉菌が発生させた過酸化物質やがん発生物、悪玉菌自体をも体外に排泄してくれます。さらに、お通じが良くなると、栄養吸収が上がり、血液の質が向上します。 食物繊維は、直接的な栄養素ではありませんが、腸内環境を良くすることで、五大栄養素に匹敵する、ひとつの大切な栄養素に数えられています。 |
| 善 玉 菌 (乳酸菌) | 日和見菌 | 悪 玉 菌 |
| 腸内細菌 | ビフィズス菌 ラクトバチルス菌 スレプトコッカス菌 エンテロコッカス菌 | バクテロイデス菌 菌無毒性悪玉菌 連鎖球菌 大 腸 菌 | ユウバクテリウム菌 ウェルシュ菌 ブドウ球菌 |
| 働 き | 免疫力向上 消化吸収力アップ ビタミン合成 腸管運動促進 | 優勢になった菌に 加勢する | 免疫力低下 腸内腐敗 毒物・発がん物質生成 血液ドロドロ |
| 増殖食品 | 食 物 繊 維 | 動物性の肉・脂肪 |
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●食物繊維のポイント
| ○食物繊維を多く含む食品 |
| 穀 類 | : | ゆでそば、スパゲッティ、玄米ごはん | | 豆 類 | : | おから、ゆで大豆、納豆 | | 野 菜 | : | モロヘイヤ、芽キャベツ、ごぼう、オクラ | | きのこ | : | エリンギ、えのきだけ | | 海 藻 | : | ひじき、わかめ、こんぶ |
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| ○ | オリゴ糖の中でも、難消化性のものは食物繊維に分類され、そのひとつのフラクトオリゴ糖は腸内細菌の絶好の栄養素。 |
| ○ | ココアは、不溶性食物繊維リグニンを多く含んでいます。ココアは、そのまま溶かして飲むため、大変優秀な食物繊維食品です。 |
| ○ | 日本人の食物繊維の必要摂取量は、1日20〜25gと言われています。 1日350gの野菜を摂ると、食物繊維は約18gを摂ることができる。 |
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| 「こんな質問がありました」 |
| Q | : | 腸内免疫って、アトピー性皮膚炎に関係するのですか? |
| A | : |
大いに関係しています。 免疫能は、「体に害のあるものは体内にいれない。入ってきてしまったものは、一刻も早く外に出す」という、二段階の機能を持っています。 |
アトピー性皮膚炎とは、二段階目の免疫能の働きで、体内に入ってきた有害物を外に出そうとしている現象です。ただ、この体外への排出の仕方が過剰になり、皮膚炎を起こしたいるわけです。 では、アトピー性皮膚炎を起こさせないためには、どうしたら良いかといいますと、一段階目の体に害になるものを、体内にいれなければよいということになります。この体に入れるか入れないかを判断して、処理しているのが、腸内免疫能なのです。この腸内免疫能が充分に働くためには、腸内環境が良好でなくてはなりません。 腸内環境を良好に保つためには、腸内の善玉菌を増やす食品を摂り、悪玉菌を増やす食品をセーブすることが大切です。 |
| 具体的には、乳児期は良質の母乳を与えて、徐々に体力に合わせた食生活に変えていき、正常な腸内免疫能を養うことが、大切なのです。 |
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<なるほど小話>
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孫が、私に質問してきました。
| 孫 | : | おばあちゃん、僕んちは、毎日食事に大豆が入ってるんだよ。 納豆ごはん、豆腐の味噌汁、冷ややっこ、おからパン、湯豆腐、油揚げとひじき…と、いろいろあるんだけど、何かひとつはメニューに入ってるよ。 「うんざりだね」と言ったら、ママは、「大豆は食品の王様よ!パパのメタボも消したいし、あなたにも丈夫な骨をつくってもらいたいし」って、言うんだ。 |
| 私 | : | そうなの。ママの考え方は、本当に立派ね! 文句を言わずに、感謝して食べなさい!! |
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と、答えました。 (1)大豆の皮の食物繊維は、快便を促す (2)大豆油レシチンは、悪玉コレステロールを流す。 (3)大豆サポニンは、過酸化物質を溶かす (4)大豆たんぱくは、良質の植物性たんぱく質…等など、健康体に良いことずくめ食品です【by kimiko】 |
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| 2012年2月15日号 |
『バイタルサインのメガネで「栄養素」をみてみると』 〜その(5)脂肪〜 |
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●脂肪とは?
| 脂肪とは、五大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ミネラル・ビタミン)の一つです。自然界では脂肪の形で存在し、体内では脂質の形で利用される栄養素です。 |
| 炭素(C)、水素(H)、酸素(O)の3種の元素から成り、糖質と同じ元素から成る物質です。しかし、炭素化合物の占める割合が大きいために糖質とは異なり、水に溶けにくく、時には固体で存在するため、血液の粘度が上がり血圧上昇の原因になることがあります。 |
生理機能
| 1) | 生命体の生命維持に必要な基礎代謝エネルギー・活動エネルギーの原料となっています。 糖質は、即戦力エネルギーとしては大変有利なのですが、蓄えることは出来ません。脂肪は中性脂肪の形で細胞内に貯蓄され、必要に応じて、血液を通してエネルギーを供給しています。 |
| 2) | 体温は脂肪エネルギーで常に一定温度を保持しています。常体温(36.5℃)は、体代謝反応にはなくてはならない条件です。 体温は一つの免疫力ともなるものです。 |
| 3) | 体内の各種臓器の保護膜として脂肪細胞は大切な役目をしています。 例えば、皮膚組織に弾力を与え、強靭なものにしています。また、体内の「宙吊りの状態」で存在している各臓器は、脂肪細胞で外側をしっかり固定されています。 |
| 4) | 脂肪は、中性脂肪から更に脂肪酸誘導体となって活動しています。コレステロールとなって、約60兆個の体細胞の細胞膜構成成分となったり、各種ホルモン・胆汁酸・血液成分の原料となっています。 |
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●脂肪の生体内生理化学反応
脂肪(脂質)は、体内で有機化学反応を複雑に行っています。人間の体内での生理機能で関係する物質は、基本的に次の4種類にまとめられます。
食品 (脂肪) |
消化・吸収 |
脂肪酸 + グリセリン |
再合成・ 再吸収 |
脂肪酸 中性脂肪 コレステロール リン脂質 |
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エネルギー 脂肪細胞 細胞膜 ステロイドホルモン 胆汁酸 |
| ―――→ | ―――→ | → |
| 小腸 | 肝臓 | |
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4種類の脂質の生理
| 脂肪酸 | 生きていくために、また、活動するために必要なエネルギーとして利用される。 |
| 中性脂肪 | トリグリセライドとも言われ、筋肉中に存在する脂肪細胞に蓄えられている。必要に応じて脂肪酸となり、エネルギー源として利用される。余り過ぎると血液中に遊離し、動脈血管硬化を起こす原因となる。 |
| コレステロール | 細胞膜の構成成分になる。ステロイドホルモン・胆汁酸の原料となる。 |
| リン脂質 | 脂質は水に溶けないため、リン脂質となって水溶性になり、各組織に入る。 |
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●機能の異なる2つの脂肪細胞
体脂肪細胞はエネルギーの貯蔵臓器として、全身の筋肉組織内に存在しており、必要に応じてエネルギーを供給しています。 この体脂肪細胞は、内臓脂肪と皮下脂肪の2種類に分類され、両方とも同じく中性脂肪を組成としていますが、それぞれが特徴をもって機能しています。 |
内臓脂肪
| ○ | 体脂肪の1つ。外観的にはブヨブヨしてる。 |
| ○ | 腰部・肝臓・腸間膜・内臓のまわりなどに存在している脂肪細胞。 |
| ○ | 男性ホルモンの影響を受け、付きやすく減りやすい性質があり、筋肉を使うエネルギーに使われ「普通預金エネルギー」と言われる。 |
| ○ | 過食により直ぐに大きくなり、メタボ症状・動脈硬化症につながるが、運動などで容易に減量することも出来ます。 |
| ○ |
内臓脂肪での肥満度 (メタボリックシンドローム値) | : | 腹囲が、男性:80cm以上、女性:90cm以上 |
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皮下脂肪
| ○ | 体脂肪の1つ。外観的には硬く、弾力がある。 |
| ○ | お尻・太もも・二の腕など、皮膚の直ぐ下に存在している脂肪細胞。 |
| ○ | 女性ホルモンの影響を受け、皮下組織に多く、体に丸みをもたせる。 |
| ○ | 少しずつ、しっかり貯蔵されるため、付きにくく減りにくい性質があるため、「定期預金エネルギー」と言われる。 |
| ○ |
皮下脂肪での肥満度 (指つまみ厚さ) | : | お腹:4cm以上、 二の腕:1.5cm以上、太もも:1.6cm以上 |
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●脂肪栄養素のポイント
栄養素としての脂肪は、食糧の不足した飢餓の時代には非常に大切なものでした。いかにエネルギー源を確保するかに総力をあげて脂肪を蓄積するしくみになっていました。 しかし、飽食時代に入って、この素晴らしいシステムが罪悪に変わってきています。 余ったエネルギー → 動脈硬化 → 高血圧 → 脳・心臓・ガン疾患 と、なっていくからです。
体に良い脂肪食生活のポイント
| ○ | リノール酸を摂ろう | : | n−3、n−6系の不飽和脂肪酸。LDLコレステロールや中性脂肪を下げる。 (サフラワー油、オリーブ油、ゴマ油) |
| ○ | γ−リノレン酸を摂ろう | : | n−3系の不飽和脂肪酸。HDLコレステロールを生成し、悪玉コレステロールを下げる。 (ナタネ油、大豆油、鮎、納豆) |
| ○ | 四足動物油はほどほどに | : | 飽和脂肪酸。エネルギー源としては効率が良いが、中性脂肪やLDLコレステロールになり易いため、必要以上は摂らないことが大切。 |
| ○ | EDA(エイコサペンタエン酸)・ DHA(ドコサヘキサエン酸)を摂ろう | : | n−3系の多価不飽和脂肪酸。LDLコレステロールやや中性脂肪を減らす。 (うなぎ油、いわし、マグロ、魚油) |
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| 「こんな質問がありました」 |
| Q | : | 肥っている人は脂肪細胞が大きいのですか?それとも、多いのですか? |
| A | : |
たしかに、肥満の方は体脂肪率が高く、脂肪細胞に関係してきます。 体重が重くても体脂肪率が低ければ肥満とは言わないからです。 |
体脂肪率
| 男 性 | 女 性 |
| 30歳未満 | 14〜20%(適正) 25%以上(肥満) | 17〜24%(適正) 30%以上(肥満) |
| 30歳以上 | 17〜23%(適正) 25%以上(肥満) | 20〜27%(適正) 30%以上(肥満) |
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脂肪細胞とは筋肉中に存在しており、体がエネルギーを必要とする時のために、脂肪を蓄えている細胞です。 この脂肪細胞には2つの種類があります。褐色をしている褐色脂肪細胞と、白色の白色脂肪細胞です。 |
性質の異なる2つの脂肪細胞の性質
| 褐色脂肪細胞 | 白色脂肪細胞 |
| 色 | 褐色 | 白色 |
| 分布 | 首、わき、肩甲骨、心臓、腎臓に多く存在 | 下腹部、お尻、太もも、内臓まわりに多く存在 |
| 数 | 生後時から増えない | 思春期まで増える |
| 大きさ | 筋肉の生成とともに一定まで増加 | 過食によって比例的に増加 |
| エネルギー消費 | 基礎代謝エネルギー用に消費(睡眠中も消費) | 運動・活動エネルギー用に消費(運動・活動に比例して消費) |
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| 2つの脂肪細胞の性質から、肥満している人は過食により白色脂肪細胞が数も大きさも増やしていると思われます。しかし、白色脂肪細胞は活動や運動のエネルギーで容易に縮小出来るのですから「摂取カロリー<消費カロリー」を続けて、標準体重になった時から「摂取カロリー=消費カロリー」にすれば、肥満は解消されます。 |
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<なるほど小話>
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2人の孫がテレビの大相撲を見ながら話していました。
| 孫A | : | 相撲取りの人たちは、みんなメタボだよな! |
| 孫B | : | そうだよね。沢山食べてわざとメタボにするんだって! |
| 孫A | : | やっぱり、体が重くないと押しが効かないもんな。 |
| 孫B | : | でも、お父さんのメタボと違うところは、お相撲さんはウエストのくびれがあるのに、お父さんはないよ! |
| 孫A | : | そうか!お相撲さんはメタボとは言わないかもね! |
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| 私はこれを聞いて、確かにと思いました。筋肉を付けて体重を多くした人はウエストにくびれがあり、内臓脂肪を付けて体重を多くした人はウエストにくびれが無いかもしれないと。【by kimiko】 |
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| 2012年1月15日号 |
『バイタルサインのメガネで「栄養素」をみてみると』
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●栄養素炭水化物とは?
| 五大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ミネラル・ビタミン)の一つです。 |
炭水化物は、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)からできる化合物の総称です。 炭水化物は、大きく分けると、消化・吸収される「糖質」と消化・吸収されない「食物繊維」に分けられます。 栄養素炭水化物と言うと、自然界に存在する「糖質」のことを言います。「糖質」とは、米や小麦粉などの主食を占める大変重要な栄養素です。 「糖質」は、単糖・少糖・多糖に分類されますが、生体内では全てが単糖に分解され、生体機能促進時のエネルギー源として利用されます。特にブドウ糖は、大変効率よく即時的にエネルギー化されるため、血液を通して各細胞に運ばれ、特に重要な生体機能活動のエネルギー源とされます。脳や神経組織や赤血球などはブドウ糖のみをエネルギー源としています。従って、糖質のエネルギーは、生命維持になくてはならない役割を担っていることになります。 |
糖質の種類と効用
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効 用 |
不 足 |
過剰 |
食 品 |
単
糖
類 |
ブドウ糖 |
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肥 満
か つ
中 性 脂 肪 蓄 積 |
・ぶどう ・バナナ ・米 ・パン ・麺類 |
| 果糖 |
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・ぶどう ・バナナ ・なし ・すいか |
| ガラクトース |
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| ・牛乳 ・ヨーグルト ・納豆 ・母乳 |
少
糖
類 |
麦芽糖 |
| ○ | エネルギー源になる | | ○ | 血糖値をあげる | | ○ | 中性脂肪を蓄積 |
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・麦芽 ・水あめ ・さつまいも |
| ショ糖 |
| ○ | エネルギー源になる | | ○ | 血糖値をあげる | | ○ | 中性脂肪を蓄積 |
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・砂糖 ・テンサイ ・さとうきび |
| 乳糖 |
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・牛乳 ・ヨーグルト ・チーズ ・母乳 |
| オリゴ糖 |
| ○ | コレステロール抑制 | | ○ | 腸内環境改善 | | ○ | 便秘解消 | | ○ | 虫歯予防 |
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特になし |
・玉ねぎ ・ねぎ ・にんにく ・大豆 |
多
糖
類 |
デンプン |
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・穀物 ・いも ・豆類 |
| グリコーゲン |
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・貝類 ・えび ・レバー |
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どれくらい摂ればいいの?
糖質の熱量は4kcal/1gとします。 脳のエネルギー消費量は、1日300kcalといわれています。脳用の300kcalは、どうしても糖質から摂らねばなりませんが、その他のエネルギーは、タンパク質や脂肪で補うことができます。タンパク質・脂肪の目標量のカロリーを1日の消費カロリーから差し引くと、50%くらいは糖質のカロリーが必要となります。脳のカロリーと合わせて、だいたい生活消費カロリーの50〜70%を糖質が担うことになるそうです。 |
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糖質が不足すると
| 糖質は主食であるため、また蓄えたタンパク質や脂肪も補足してくれるため、一般的には、不足することはありません。ただ、食料不足で体の筋肉までエネルギーに分解するようになると、ケトン血症になり、嘔吐などがおき、死亡に至ることもあります。 |
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糖質の摂り過ぎは
| 摂り過ぎが続くと、肥満になります。摂りすぎたブドウ糖はグリコーゲンになり蓄積され、それ以上に余ると体脂肪として蓄積され、メタボリックシンドロームになり易くなります。その結果、動脈硬化症を引き起こして糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞・脳卒中…等に至ることになります。 |
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●エネルギー変換回路(TCAサイクル、クエン酸サイクル)
| 生活エネルギーの50〜70%を、糖質が担い、残りの50〜30%をタンパク質と脂肪が担うとしても、いずれにせよ細胞組織内で物質(単糖、脂肪酸、アミノ酸)をエネルギーに変換せねばなりません。このエネルギー発生回路を「クエン酸サイクル」といいます。 |
| エネルギー変換回路(クエン酸サイクル)は、グルコースの代謝産物である炭素(C)を二つもつ「アセチルCoA」という酵素の働きが主体となり、エネルギーを生産しています。現に、「アセチルCoA」が細胞の若返り(アンチエイジング)酵素として、サプリメントに利用されています。 |
| 食物成分 | | 代謝産物 | | クエン酸サイクル |
タンパク質 (20%) | → | アミノ酸 | → | アセチル CoA (C2) | → | クエン酸 (C6) ↓ オギザロ酢酸 (C4) | → | エネルギー |
糖質 (60%) | → | ピルビン酸 |
脂質 (20%) | → | 脂肪酸 (グリセロール) |
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●GI値とは
各食品が消化器官から吸収されて、血糖値がどのように上昇するかを、数値で表したものです。すなわち、食品の血糖値に及ぼす影響を、数量化したもので、基準のブドウ糖を100とします。GIが高いと言うことは血糖値が高いと言うことですから、いっきにより多くのインシュリンを必要とすることになり、糖尿病の方には不利な食品と言うことになります。 また、血糖値は満腹感にも影響があります。GI値の低いものでも、ゆっくり噛んで食べれば一定のカロリーは充分に摂れます。 肥満の人は満腹感の来る前に次を食べると言う、早食いの習慣性があります。肥満・糖尿の人ともに、GI値の低いものをゆっくり噛んで食べるのがベターです。 |
| GI値= | 糖質(食品)50gを摂取後2時間までの血糖曲線化面積 | ×100 |
| グルコース50gを付加後2時間までの血糖曲線化面積 |
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GI値
| ブドウ糖 | 100 |
| うどん | 80 |
| そば | 60 |
| スパゲッティ | 55 |
| さつまいも | 50 |
| 玄米 | 50 |
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| 「こんな質問がありました」 |
| Q | : | アルコール飲料は栄養素ですか? |
| A | : |
| アルコール自体は栄養素ではありません。アルコールは糖質ではないからです。アルコールを摂取しなくても栄養不良は起こらないからです。ただ、アルコール自体は燃えるので、カロリーを持っています。1gあたり7.1kcalとされ、吸収が良いので即時の体温上昇のカロリーとして利用されます。 |
| 実際にはアルコールの代謝が複雑であり、アルコールの摂取量やその時の食事、身体状況など、様々な条件によって利用率が変動します。(いわゆるJ字型カーブ) |
アルコール飲料の最も有効なエネルギー利用は、1日に日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル1杯程度とされています。(アルコール20g/1日) 適量はストレス解消、疲労回復、善玉コレステロール(HDL)の増加などを促しますが、過量は肝障害を起こして脂肪肝、アルコール性肝炎(γGTP>50)、肝ガン、肝硬変、アルコール性神経疾患、アルコール中毒などを起こし、血中アルコール濃度が0.5%になると中毒死に至ります。 |
| 飲料でアルコール=0は肝炎の人、糖質=0は肥満の人が気にして欲しい事柄です。 |
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<なるほど小話>
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孫たちがお正月に集まりました。みんなおもち2個入りの雑煮を食べています。
| 孫A | : | おばあちゃん、おかわりちょうだい!!おもちも2個入れてね! |
| 孫B | : | え!?お前、もう食ったの?早いなぁ。俺はまだ、おもち1個しか食べていないよ。 |
| 孫A | : | だって、お腹はまだいっぱいになっていないもん。 |
| 私 | : | 沢山食べて大きくなろうね! |
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と、言ってしまいましたが、孫Aはちょっと食べ過ぎだと思いました。肥り気味の体格なのです。早食い習慣はGI値がまだ上昇する前に、次を食べていることになり、過食になりやすいのです。これが徐々に肥満体質に向かう原因だと思います。 「早食い」しても食べる量を決めていれば、肥満はないのですが、「お腹いっぱい」を基準にすると肥満になりやすくなります。【by kimiko】 |
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