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ご利用方法 原料・素材 健康食品関連
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原料・素材

<ア 行>

「イソフラボン」

ニュースで「イソフラボンは未成年者には控えたほうが良い」という報道がありましたが、娘(15才)の骨のことを考えてイソフラボン配合のカルシウムサプリメントを飲ませています。良いのでしょうか。
☆「イソフラボン」の作用とは
大豆などに多く含まれる成分イソフラボンは、その構造上、女性ホルモンの基本骨格と類似しています。そのため体内に吸収されると、女性ホルモン様作用(女性ホルモンの作用に似た効果をもたらす)があります。その応用として・・・
・更年期障害の緩和
更年期障害の症状は閉経期に起こりやすく、その原因は女性ホルモンの著しい分泌低下によります。
・骨粗しょう症の予防
卵胞ホルモンが減少すると骨Caを血中に移行させます。そのため、女性に多い骨粗しょう症や骨軟化症は、女性ホルモンの減少が主な原因となります。
・体内蓄積脂肪の増加
女性ホルモンは、生命活動に必要なエネルギー源として、また母乳をつくり、女性器を守るために脂肪を体内に蓄える効果があります。
☆成長期のホルモン分泌は比較的安定している
成長期の女性は活発にホルモン分泌がされているので、あえて女性ホルモンの作用をもったサプリメントなどは控えめにしたほうが良いと考えられます。ただしその許容量があり、目安として1日40〜50mg程度は問題ないといわれています。
むしろ成長期には、骨Caが溶出することを心配するよりも、絶対的な食事中のCa不足を補うことが必要です。また、Ca吸収を妨げる成分(例:インスタント食品などに多いリン)を控えることも重要な課題と考えます。
☆カルシウム剤の摂り方のポイント
市販されているCa製剤には、その配合成分によって分類がありますので、参考にしてください。
・Ca吸収が低下している場合
消化器の機能が弱い方に多く、たとえば牛乳を飲むと下痢をしやすいなどがこのタイプです。バランスよく食事ができない方も含みます。
⇒胆汁成分、乳酸菌、マグネシウムなどを一緒に摂ると良いです。
・運動量が不足しがちな方
骨は適度な運動によって増殖しやすくなります。運動不足やデスクワークなどの方はこのタイプです。
⇒ビタミンD、コラーゲンなどを一緒に摂ると良いです。
・女性の骨減少の予防、更年期症状の場合
骨の成分であるカルシウムやコラーゲン、女性ホルモンの減少は20歳代後半から始まるともいわれてます。予防もかねて早めに始められると良いです。
⇒コラーゲン、イソフラボンなどを一緒に摂ると良いです。

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<カ 行>

「岩塩」

岩塩が健康に良いと言われていますが、一般の食塩とはどう違うのですか。(文面上では便宜的に一般の食塩を「白塩」と記載しています)
☆岩塩とは
岩塩とは地表を形成する岩に含まれる塩のことで、ヒマラヤ産などが有名です。ご存知の通り、ヒマラヤ山脈はインド大陸がユーラシア大陸に衝突して盛り上げた山脈で、原始の時代には海底でした。海底には植物など有機物や海底海水中に含まれる豊富な各種ミネラル類が堆積して、地殻変動とともに岩盤となり硬い層を作ります。つまり、ミネラル各種や有機酸を含みやすくなることになります。そのため色が赤褐色になっています。
☆白塩との違い
白塩は、海洋深層水などを除き、ほとんどが上層の海水を日光に晒したり沸騰させることで水分を蒸発させ製造したものです。その成分のほとんどが塩化ナトリウムです。当然のことながら、他のミネラルや有機酸などはほとんど含みません。ただし、ほぼ100%がナトリウム塩なので、小量でも塩味を発揮することはできます。
☆ミネラルが多いということは
現代人は塩分の過剰摂取であるといわれています。過剰に吸収されたナトリウムを体外に排泄させるためには、カルシウムやカリウムなどが、また体内代謝を促進するためには亜鉛、鉄、マンガンなどの各種のミネラルが必要です。一時「にがり(塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなど含有)」が話題になりましたが、岩塩にはその他のミネラルなども多く含まれますので、利用価値は高いのではないでしょうか。

「キトサン(低分子水溶性)」

甲殻類(カニなど)の甲羅からつくられ、健康食品の素材として利用されているキチン・キトサンは、どのように利用したら有用なのでしょうか。
☆キチン・キトサンとは
健康食品素材キチン・キトサンは、甲殻類の甲羅を化学処理してつくられます。その形状は、ちょうど半円形やひも状などのような形になっていて、有害なものなどの異物を引っ掛けたり絡めとったりして排泄器官へ導くようなはたらきをしています。その構造は多糖類で、食物繊維の分類となっています。
古くからキチン・キトサンは森林の植物性食材などに含まれていたため、人や動物は自然にこの成分を栄養成分として食してきました。昆虫などが死ぬと、土壌に含まれる細菌などによって昆虫などの固い外皮が分解されてでき、それを植物が吸収していたからです。しかし、現代では土壌成分の変化や農薬によってこのサイクルができなくなったため、私たちは別途にキチン・キトサンを摂らなければならなくなりました。
☆キトサンの特徴
キチン質をさらに化学反応させると、「キトサン」と呼ばれるものになります。キトサンには水溶性と非水溶性があり、特に水溶性は血中に移行しやすいため、血中で色々な特徴を発揮します。この場合、低分子になっていることが重要になります。
キトサンは低分子化された食物繊維のようなものですから、免疫細胞に感知されて免疫細胞を増殖させるほか、免疫細胞だけでは対処できない異物を取込み、排除することが期待されています。
☆キトサン食材の使い方
免疫システムが作動する場合、体内で活発にはたらいている免疫細胞でもある程度対処できますが、化学構造的に分子量が大きいものや免疫細胞では太刀打ちできないものも含めて、特異的な化学構造をもつ低分子水溶性キトサンの方が広範囲にはたらくが期待できるようです

「グルカン(多糖体)」

健康食品などの素材で、キノコ類の多糖体成分として「グルカン」があり、それにはアルファ型(α型)とベータ型(β型)などに分類されています。どう違うのですか。
☆多糖体とは
多糖体とは、ブドウ糖が多数結合した糖質のことで、デンプンや食物繊維(セルロース)などのことをいいます。この多糖体は、ただ単に横に鎖状に結合しているわけではなく、適当なところで分岐(枝分かれ)したり、環状になっていたりと複雑な構造をもっていて、その構造上の違いによって働きが変化してゆきます
なお、配糖体とは糖タンパクのようなタンパク質に糖が結合している状態をいい、ポリフェノールなどがそれに相当します。
☆α型・β型の違い
グルカンには一般的にα型とβ型に大別され、それぞれの人体への働きは次のようになります。
1)α型
・α-グルカン(通称)
キノコ類の健康食品でみかける成分ですが、αやβは糖質が裏返しに結合した形をいいます。人は主にα型を分解する酵素をもっています。つまり、α型は細かく分解できるので吸収が良くなり血管中で免疫細胞の働きを高めます。β型は血管にも移行しますが、どちらかといえば腸管免疫を高める方にはたらきます。これが体内では異物と判断されて、免疫を活性化することにつながってゆきます。
・デンプン
植物の根や地下茎などに蓄えられている糖分で、人はこれを食べると唾液(アミラーゼ)や食道(α-グルコシダーゼ)で分泌される消化酵素でブドウ糖にまで分解し、吸収してエネルギー源などとして利用します。
・グリコーゲン
吸収したブドウ糖を必要なときに利用できるように蓄えるために合成されるもので、食事(カロリー)が不足したときや運動のときにブドウ糖へ変換して利用されます。
2)β型
β型は人のもつ消化酵素では分解できないため、そのままの形で利用されます。いわゆる消化ができない繊維質といえるでしょう。分子量の大きいものになると、身体はそれを異物として排除しようとすることから、免疫にも良い影響を与えてゆくといわれています。
☆それぞれの一般的な利用法
一般的に人にとっては、α型(α-グルカン)は血液中に容易に移行しやすいくらいの大きさのため、免疫細胞を活性化させながら、高脂血症など比較的分子量の小さい異物排除によいでしょう。
β型は分解されにくく分子量が大きいため、腸管免疫や血液中の免疫細胞を活発にし、血液中の分子量の大きい物の排除などに利用されやすくなります。ウイルスや細菌、ガン細胞などを対象にしやすいということです。特にβ型で注目されているのはβ(1,3)型やβ(1,4)型と呼ばれるのもので、ちょうど箒(ほうき)や熊手(くまで)のような形をしているからです。余分なものを掃きながら、あるいは引っ掛けながら滞った場所から移動させてゆきます。

「健康水」

アルカリイオン水やミネラル水など幾種類もの水が販売されていますが、どのように利用したらよいのですか。
☆健康水とは
健康水とは、内容成分が通常の飲料水とは異なり、特化した成分が多く健康維持に役立つ水を指します。主な種類にはアルカリイオン水やミネラルウォーターなどが一般的ですが、市販にはもう少し特化した製品もあるようです。
☆健康水の主な特徴(市販されている代表的な健康水)
アルカリイオン水 還元水とも呼ばれ、pH8?10のマイナスに帯電(陰イオン)した水をいいます。
ミネラルウォーター 体液と酷似した弱アルカリ性(pH7.5前後)の水で、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが溶け込んでいます。
海洋深層水 水深500?600mから汲み出され、食塩をイオン交換樹脂などによって除去した水です。カルシウム、マグネシウム、カリウムを多く含んだ総合ミネラルイオン水です。
パイ(π)ウォーター ミネラルなど微量成分を含み、弱アルカリ性で、水の構成分子が小さく磁化されている水です。特殊なフィルターやセラミック製の濾材、強力なマグネットなどを備えた製水器によってつくられます。
☆健康水の選び方
健康水の大まかな利用としては、飲料や料理の味を良くして利用しやすくし食欲などを高める、不足しがちなミネラル類の補給、理想的な水分の補給などであると思います。主要必須ミネラルはイオン化しないと吸収できません。特に健康水で注目を受けているのは、不足しがちな体液ミネラルバランスの調整です。総合ミネラルサプリメントでは補えない微量ミネラルを、吸収しやすい水分として摂ることは大変有効ではないでしょうか。

「光明石」

全国の宿泊施設や温浴施設で利用されている「光明石」は、なぜ話題になっているのでしょうか。
☆光明石とは
岡山県高梁市の阿部鉱山から産出される薄緑色の鉱石で、温浴入浴として温湯に入れると含有されるミネラル分が溶け出し、天然温泉湯となって効能が発揮されます。含有される主な成分は、カルシウム・マグネシウム(塩化物、硫酸塩、炭酸水素塩)、カリウム・ナトリウム(塩化物、硫酸塩)、珪酸です。
☆医薬部外品としてどのような効果が期待できるのか
光明石は医薬部外品として認められていて、疲労回復、冷え性、産前産後の冷え、神経痛、リウマチ、痔、肩こり、腰痛の効能を取得しています。また、温湯中ではそれぞれのミネラルがイオン化しやすく、お肌にもやさしく、温泉気分を心から堪能できます。
☆理想的な使い方とは
まず、入浴する8時間以上前に浴槽に水をはって入れておき、光明石を入れてミネラル分を充分に溶出させます。入浴する際はなるべくぬるま湯(38℃程度)でゆっくり20〜30分浸かってください。半身浴がおすすめです。お風呂からでたら、汗などで出てしまった水分とミネラルを補給しましょう。その後はのんびりとお過ごしください。

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<サ 行>

「酒飲みのサプリメント」

お酒を良く飲む方のサプリメントとして色々な種類が売られていますが、どのように使い分けたらよいですか。
☆一般的に利用されている原材料
一般的な原材料と大まかな作用の違いを挙げます。
ウコン 胃腸の働きを整えながら肝臓代謝を促進します。
シリマリン ハーブの一種で、アルコールなどから合成される過酸化脂質などの生成を抑制します。
貝類 解毒作用に利用されるアミノ酸やミネラル、酵素が豊富に含まれます。
クエン酸 いわば「代謝のモーター」のような作用を有する反応を促進します。
酵素食品 アルコールを分解するためにはアルコール分解酵素が必要です。
☆怖いのはアルコールから代謝されるもの
ご存知のとおり、アルコール自体は多飲しなければ(適量であれば)それほど問題ではありません。問題なのはアルコールから代謝されて生合成された成分が、様々な病気の引き金になることです。例えば、アルコールから過酸化脂質が合成されて有害となれば高脂血症となり、肥満症、高血圧症、脳・心筋梗塞などの疾患へと繋がってゆきます。
☆サプリメント利用法のポイント
サプリメントの利用を考える前に、適量で止める方法や副食材をこまめに食す、空腹での飲酒は避けるなどの工夫をしてみてください。その上で、以下の利用法を目安にしてみてください。
ウコン 胃腸が弱く二日酔いになりやすい
シリマリン 肝脂肪や成人病が心配
貝類 副食材の種類も量も摂れない
クエン酸
酵素食品など
上記に併用すると良い

「酸素水と活性酸素」

巷では、活性酸素は悪者になっていますが、最近話題になっている「酸素水」を飲んでも良いのですか?
☆酸素水とは
「酸素水」とは、一般のミネラルウォーターやペット飲料水に比較して、酸素が高濃度に溶け込んでいる水のことをいいます。しかし、「酸素水飲料の中に、どれくらいの濃度で酸素が溶けていればその名称をつけることができる」という具体的な基準はありません。
激しい運動などを行う際にはたくさんの酸素が必要ですが、血液中の酸素濃度が低下していたり、環境で有用な酸素濃度になっていないと、酸素不足から疲労感や体力低下、代謝低下などにつながってゆきます。酸素水は水分補給をしながら酸素を効率よく体内に取込むことができる点で、理想的な水分ではないでしょうか。
☆活性酸素の体内作用
活性酸素とは、体内で合成される殺菌力や酸化力のある酸素分子のことです。アレルゲンや化学物質、ウイルスや細菌の進入により、免疫活性が高まったときに多く生産され、侵入者たちを攻撃したり分解する作用を担います。しかし、その量が過剰になると、正常細胞にまで攻撃を加えてしまったり、細胞内に入って遺伝子を変性させるなどのデメリットの効果があるため、いろいろな研究がされています。
ところで、特別なことがない限り、酸素を吸気や酸素水などで酸素を取り入れたからといって、そのほとんどが活性酸素になるということではありません。必要なときに(免疫反応が活発にはたらくときなど)合成されるものですから、問題は酸素をたくさん取込むことではなく、免疫反応などが活発化させないように体調管理をしっかりすることが必要なのです。
☆上手な酸素水の利用法
酸素水は酸素を効率よく体内に補給することが目的ですから、当然のことながら、身体(細胞)が酸素を多量に要求する際に利用することがよいはずです。例えば、脳細胞に酸素を供給すれば活発にはたらくので集中力が高まったり、脂肪蓄積細胞にはダイエットに、肌細胞では新陳代謝によって細胞の生まれ変わりを高めたり、といった具合です。どうぞ、補助的に利用してみてください。
酸素水は酸素の補給をすることが目的です。基本的には各種必須栄養素の補給は欠かせません。

「蕎麦(そば)」

年末年始に1年の数十%が消費されるという「蕎麦」ですが、以外にも食事療法の食材としても利用できる優れた食品であることをご存知でしょうか。
☆蕎麦の由来
蕎麦はタデ科の一年草で、原産地は北・中アジアです。通常、日本で食されているものは「甘蕎麦(甜蕎麦)」ですが、よく健康食品やお茶として飲まれるものは中国北部で生産される「韃靼蕎麦(ダッタンソバ:苦蕎麦)」です。通常、アミノ酸を含め、栄養価は韃靼蕎麦の方が優れているようです。
☆蕎麦の栄養価
蕎麦の栄養価は優れ、タンパク質が澱粉性食品に比べて13〜15%、特にリジンなどの必須アミノ酸、毛細血管の弾力性を高め血管の損傷を予防する効果のある「ルチン(ビタミンP)」も豊富に含まれていることから、高血圧症などの方の食事療法としても優れた食材となっています。そのほか、ブドウ糖の代謝促進、抗体、ホルモン、酵素などの生合成を高める効果も認められています。
ミネラルではリンとカリウムが多く、リンは骨や歯、細胞の成長に、カリウムはナトリウムのマイナス作用を抑制して血圧を安定させ腎臓の機能を高めます。またコリンも多く、血管拡張作用のある神経伝達物質のアセチルコリンの原料ともなります。
☆特に高血圧症の方におすすめです
高血圧症とは、血圧上昇に伴う様々な疾患(心筋梗塞・狭心症、脳梗塞、糖尿病など)を総称したものですが、そこには高脂血症が基本にあります。高脂血症の状態で血管などに傷ができると、そこに血小板などが集まってきて血栓をつくることから病気は始まります。低カロリーで、ルチンやアミノ酸、ミネラルが豊富な蕎麦は、各種の成人病予防に効果的な食材といえるでしょう。ただし、油物の多い天ぷらは控えめにし、汁の味を濃くする場合は薬味を利用してください。そのほか、更年期の火照りなどにも良いようです。

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<タ 行>

「茶の分類とその特徴」

中国茶には非常の多くの種類がありますが、中国茶葉学会での分類を記載します。
☆分類
緑茶 不発酵茶 中国では釜炒り茶、日本では蒸して乾燥させます。成熟しない新芽を用いることが多い。
黄茶 不発酵茶 新芽の未成熟の部分を用います。加熱後、悶黄(堆積して変色させる)の工程があるのが特徴。生産量は極めて少ない。
青茶 半発酵茶 ウーロン茶や鉄観音茶など。成熟した新梢を用います。大きく分けて5工程、細かく17工程ともされています。上品質のものほど手数をかけています。発酵方法を、中途で加熱により酵素活性を止めて乾燥しているので「半発酵茶」といわれています。做青(青色だし)の工程があるのが特徴です。
白茶 弱発酵茶 新芽の開く前のやわらかい部分を用います。わずかに発酵させるので、「弱発酵茶」または「微発酵茶」とも呼ばれます。
紅茶 強発酵茶 充分に発酵させるので「強発酵茶」または「前発酵茶」よも呼ばれます。
黒茶 後発酵茶 六保茶やプーアル(普●)茶など。新梢の成熟した新芽を用い、最初は緑茶の一種である釜炒り茶を製造し、集散地で効率的に黒麹菌を用いて長時間かけて熟成させるので「後発酵茶」と呼ばれています。茶葉組織が柔らかく易容性になっており、茶葉カテキン類やほかの成分が他品目と異なっている成分になっています。蒸気を加えて加圧成型したものもあります。(●:さんずいに耳)
☆製法による分類
発酵茶 酵 素
弱発酵 白毛茶類、寿眉茶、台湾包種茶、白毛茶、白牡丹、清茶など
半発酵 烏龍茶類、鉄観音、武夷岩茶、水仙茶、鳳凰単叢、凍頂烏龍茶など
強発酵 中国、インド、スリランカなどの紅茶類、祁門紅茶、川紅など
微生物
乳酸菌 ビルマ、タイの食・噛み茶、中国・日本の漬物茶、中国雲南省、日本の阿波晩茶など
麹 菌 中国広西六保茶(黒茶)、日本の黒茶、雲南普●茶(●:さんずいに耳)、茯磚茶、方包磚茶
不発酵茶 蒸煮茶
蒸し茶 日本の茶類、煎茶、玉露、抹茶など
煮沸茶 中国雲南省老粗青茶、日本の晩茶類、美作晩茶など
釜炒り茶
水平釜 中国上級緑茶類、竜井茶、蒙頂茶、廬山雲霧茶、碧螺春、高橋銀峰、峨眉峨心茶、白牛茶、西山茶など、日本の青柳製釜炒り茶など
傾斜釜 中国の輸出茶類、平水珠茶、屯渓珍眉、秀眉、貢熙など、日本の嬉野製釜炒り茶など

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「杜仲茶」

TVで「杜仲茶」がダイエットに良いと話題になりましたが、有効なのでしょうか?
☆杜仲茶とは
古くから中国では、「肝臓や腎臓の機能を高め精をつける」漢方生薬として伝承されてきました。薬用部位としては樹皮や葉が利用されています。特に葉には痩身効果のほか、コラーゲンの新陳代謝の促進作用などもあることが研究されています。
☆葉に含まれる有効成分
葉に含まれる有効な成分としては、リグナリン化合物、イリノイド化合物、ビタミン、ミネラル、葉緑素などの栄養素が多種多様に含まれ、減肥効果のほか、記憶力減退の予防など様々な利用が見込まれています。減肥効果としては腹腔脂肪の減少、血清総コレステロール低下、中性脂肪の減少などの実験報告もあります。
☆どのように利用したらよいか
体内過剰脂肪は、基本的に食事と運動とのバランスが崩れたときに起こります。その観点からも、食生活やQOL(生活の質の向上)の改善を行うことが必要です。杜仲茶などで減肥目的を目指すのではなく、補助的に利用されることをおすすめいたします。食事中の緑茶や嗜好飲料の代わりとして、ご利用ください。

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<ナ 行>

「乳酸菌酵母生産物質」

「乳酸菌酵母生産物質」という言葉が話題になっていますが、一般の整腸剤などとどこが違うのですか。
☆私たちの健康は腸のバランスに関係
私たちは植物のように自ら栄養素をつくり出せないため、すべてを食事(食餌)から補わなければなりません。しかし、すべての食餌を自ら分泌する酵素などで処理できるわけではなく、その大半を消化管内に居候させている細菌類(腸内細菌)の代謝反応で処理した後の栄養を吸収して利用しています。つまり、彼らには生活環境を提供し、私たちは彼らの排泄物(大事な栄養素)を利用させてもらっているという共存共栄の立場にいるわけです。
☆私たち一人一人腸内細菌のバランスは異なっている
ところで、その生活環境(腸内環境)は宿主である私たち一人一人で状態が違っています。たとえば、下痢を起こしやすい人は水分の吸収機能が低下している状態ですし、便秘しやすい人は腸管からの水分排泄機能が低下している状態となります。
当然のことながら、一般的に下痢と便秘は相反する環境を腸管内につくっていますので、その状態での腸内細菌バランスは異なってきます。
☆乳酸菌や酵母は数を補うだけでは解決しない
医薬品の整腸剤などは、乳酸菌や酵母(主にビール酵母を利用)の数を増やすことが目的なので、個々にあったものにはなりえません。腸内細菌の数はバランスが必要です。どちらかが一方的に多くても少なくても効果は得られません。そこで、現状の腸内細菌バランスに即した対処法が求められるわけです。それが「乳酸菌酵母生産物質」を利用するという考え方に繋がってきました。
「乳酸菌酵母生産物質」とは、乳酸菌が出す分泌物が酵母の餌となり繁殖を促進させ、逆に酵母が出す分泌物が乳酸菌の餌となり繁殖を促進させるという画期的なものです。お互いのエキスが餌となって共存共栄が成り立ちます。
一方が多ければ他方に必要な餌が増えるので、それを利用して不足している方が数を増すということです。

「乳酸菌酵母分泌物」

☆悪玉菌が増えるとどうなるか
腸には約100種類(100兆個)の腸内細菌が生存していると言われています。その比率は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌(その時々で善玉菌または悪玉菌に味方する菌)=4:3:3です。
偏った食生活などの原因により大腸菌などの悪玉菌が増えると、日和見菌が加勢して下痢や便秘、悪臭の強い便やガス(アンモニア、硫化水素など)を発生させます。これがさらに進行すると、腸管壁を刺激してポリープなどを発生させたり、免疫力を低下させて様々な病気の原因の一因になってゆきます。
☆善玉菌製剤の服用だけでよいのか?
それでは善玉菌が減らないようにするにはどうしたら良いでしょう。乳酸菌の医薬品やヨーグルトなどの乳酸菌食品などで、善玉菌自体を腸管内に追加するのもひとつの手段です。ただし、数千億〜数兆個もいっぺんに追加しなければなりませんし、ヨーグルトなどではpHの低い胃酸や十二指腸から分泌される胆汁によりそのほとんどが分解されてしまいます。
☆それなら腸管にいる善玉菌を増やせば良い
善玉菌の代表格である乳酸菌と酵母菌には、共生共存するために助け合っているのです。それは、乳酸菌の排泄物(分泌物)を酵母菌がエサとし、逆に酵母菌の排泄物(分泌物)を乳酸菌がエサとしていることです。このお互いが分泌している物質を総称して「乳酸菌酵母分泌物」と呼んでいます。
これは一種の栄養素ですので、消化酵素による分解・変質もなく腸に届き、乳酸菌・酵母菌に栄養を与えますので画期的な成分といえましょう。栄養(エサ)が豊富になると、乳酸菌も酵母菌も本来の活発な活動(分裂)を起こし、どんどん仲間を増やしてゆきます。
☆生活上での注意点
善玉菌は、温度や刺激物(化学物質)の影響にたいへん脆さがあります。急激な腹冷え(体温の低下や冷たい飲食物の多量摂取)、アルコールや化学調味料などの多量摂取、悪玉菌を増やす動物性脂肪などです。また、新鮮でない生食品なども良くありません。
腸管内を清潔に保つために、食物繊維などを豊富に摂るようにもしましょう。食材では、植物発酵食品、一例としてニンニク(含有する無臭成分:サチヴァミンなど)は乳酸菌と酵母菌の分泌物相互利用を促進する効果があります。

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<ハ 行>

「発酵食品」

植物性の醗酵健康食品が販売されていますが、皆さんは上手に利用されていますか。
☆醗酵とは
醗酵とは、食材原料などに微生物(醗酵菌)が付着して、その微生物が食材原料を餌として分解する一連の反応をいいます。醤油や味噌などのように人工的に行う場合もあれば、腸内細菌によるもののように自然醗酵する場合もあります。
☆食品を醗酵させるとは
食材には、それぞれ特有の栄養素をもっています。その栄養素を利用できるように醗酵菌もそれぞれ違っています。例えば糖質の多い食材では醗酵によってアルコール類ができやすくなりますし、たんぱく質類が多ければ酵素(醗酵酵素)が多くできます。その違いを利用して、私たちはそれぞれの目的に似合った食品を作っています。
☆発酵食品の利用法
私たちの食生活では、食物の栄養を吸収した後、その栄養を代謝することで様々な代謝物を体内で生合成し生きています。その代謝に不可欠な成分に「代謝酵素」というものがあります。通常はアミノ酸などから生合成されるのですが、この生合成には大変なエネルギーが必要ですし、多種多様な酵素をつくらなければならないため代謝が弱っている人には大変な作業となります。
そこで、醗酵食品(醗酵によってつくられた酵素が利用されやすい形になっていて吸収も良い)を利用することにより、健全な代謝機能を維持することができます。ぜひ、あらゆる場面に利用・応用してゆきたいものです。

「バナジウム含有飲料」

ペットボトル飲料で「バナジウム」含有の飲料が販売されているようですが、一般のミネラル飲料水と違うのですか。
☆バナジウムとは
バナジウムとは原子番号23番の金属原子で、必須ミネラル(人体にとって必要量を必ず摂取しなければならないミネラル)ではありませんが、必要性が一般に認識されているミネラルの一種です。人体にはリンパ節のほか各臓器や筋肉、脳などに極微量含まれています。
☆バナジウムの生理作用
バナジウムの欠乏症は認められていないようですが、各種実験により、バナジウムを投与すると血清中のブドウ糖濃度が低下する結果が出ているようです。しかし、その有効な作用は研究段階の息を出ていません。
☆利用法と飲み方
糖尿病治療中の方は別にして、通常の健康維持のためにお飲みになることは構いません。糖尿病は空腹時、または食前の血糖値が高い状態を問題とします。お飲みになる場合は、起床時や空腹時に水分補給の代わりとされることが良いのではないでしょうか。

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<マ 行>

「松茸」

網焼きや松茸ごはんなど、旬な食材として利用される松茸ですが、どんな効用があるのでしょうか。
☆松茸とは
秋になるとアカマツやツガなどが生い茂る森林の地上部に生えるキシメジ科のキノコです。現在では、そのほとんどが輸入品となっていて、土地によって多少の成分含有量などが変化しますが、なんと言っても匂いを楽しむ食材といってよいでしょう。
☆主な有効成分
有効成分として注目を浴びているのが、独特の香り成分である桂皮酸メチルエステル、オクテノール、メチルオルシナートなどで、これらは食欲促進作用や消化酵素分泌促進作用などが認められています。それ以外でも、ビタミンB2やナイアシン、ビタミンDなどが豊富に含まれ、その量は生シイタケやシメジを上回る含有量といわれています。
☆有用なお料理法
有効成分が有機酸類やビタミン類のため酸化しやすくなるので、できれば網焼きなどせずに煮込むなどして出汁をとるようなお料理が良いのではないでしょうか。とくにデンプン質や動物性タンパク質との組み合わせは、相手方の食材の有用性を高めるだけでなく、消化を良くする事で、胸焼けや消化不良を防ぐことができます。味はなるべく薄味で食すると良いでしょう。

「ミミズ製剤の利用法」

かかりつけの医師より、ミミズ製剤を服用ようにすすめられました。身近なものではないので、その解説をお願いします。
☆ミミズの効用とは
ミミズは、古くから漢方生薬「地竜(じりゅう)」として利用されてきました。地竜はルムブリクス科ミミズの全体を乾燥したもので、その成分にはチロシン誘導体や多種のアミノ酸を含有しています。解熱剤や気管支拡張剤、降圧剤としての効用があるほか、その成分中のルンブリチンと呼ばれる成分などには溶血作用があることが報告されています。
☆薬として利用する場合
地竜は市販でも販売されているお薬で、解熱剤として購入することができます。また、動脈硬化などの原因とされる血栓を予防する理由で、アスピリン製剤などの代用品として医療現場では処方されることもあります。
血液凝固の原因は、血中に存在する「フィブリノーゲン(血液を凝固させるフィブリンの前駆物質)」が血液成分の変化などの誘因によって「フィブリン」というゲル状の物質に変化することによって起こります。これを溶解するのが「プラスミン」という成分なのですが、ミミズにはそのプラスミンの前駆物質「プラスミノーゲン」が含まれていて、これが体内に効率よく吸収されることにより、プラスミンに変化してフィブリンを分解します。
☆服用上の注意
元々ミミズ製剤には副作用が少なく、胃を荒らさない解熱剤として、多量のカルシウムを含有することから鎮痙作用、多量のカリウムを含有するので利尿作用としても期待されています。
しかし、必要以上に服用すれば、低血圧症、気管支拡張症、出血傾向の強い人には注意が必要となります。のぼせや鼻出血がある人、月経過多の女性、思春期の女性、外傷や外科治療中の人などもです。利用される場合は、医師または薬剤師に必ず相談されることをおすすめします。

「免疫補助成分の利用法」

免疫のために、多糖類、配糖体など数種類の分類がありますが、どのように使い分けたらよいのでしょうか。
☆多糖類は体力があるときに
免疫で利用される多糖類とは、人間では分解するための消化酵素がないためにカロリー源にならない栄養素のひとつで、食物繊維質のようなものです。身体は消化ができないため、これを異物(身体にとって有害であるという認識)と感じ、免疫システムを活発にさせます。このことで、体内にある異物(ウイルスや細菌、コレステロールや中性脂肪など)を排除しようとします。がん細胞なども、このシステムに感知されれば、排除の対象となってゆきます。
しかし、この免疫システムが作動するということは「体力(エネルギー)」が必要で、体力がない人や末期的な病状の人には、かえって体力を落とすことに繋がるため推奨は難しいです。。
☆配糖体は体力の低下したときに
配糖体とは、何らかの分子に糖質が結合している状態のものをいい、代表的なものにフラボノイド、カテキン、ポリフェノールなどがあります。これらは、多糖類とは異なり、例えば体内に入ってきた異物などが生きるために必要な活性酸素を吸着し、異物の生存を妨げようとするものです。このことから、体力が劣っていたり、末期的な病状の方でも利用しやすくなります。
☆使い方のコツ
ウイルスの感染やアレルギーシーズンを例にとれば、そのシーズン前から多糖類を最初は最少量から利用し始め、徐々に量を増量してゆき、シーズンが到来した時点で免疫力が高まっているようにします。その際、体内に入った異物は体内で盛んに活性酸素を発生させるので、配糖体を併用するようにします。シーズン後半では体力が落ちていますし、体内に残存した異物が活性酸素を出し続けていますので、配糖体のみを利用するようにします。
しかし重要なことは、予防や体力を落とさない栄養バランスを常日頃から摂っておくことです。ビタミンやミネラルなど、普段から総合的に摂っているようにしましょう。

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「有機イオウ」

「有機イオウ」というと、あまり馴染みのない栄養素かもしれませんが、身体を構成する重要な栄養素のひとつなのです。
☆有機イオウとは
有機イオウとは、有機化合物(炭素を中心にした化合物のこと)内にイオウが含まれているものをいいます。食材成分として話題になっているものに、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コンドロイチン硫酸(鮫軟骨などの成分)、コラーゲンなどがあります。これらの食材成分は、そのほとんどが体内に有機イオウを補うものです。
☆身体を構成するイオウ成分
有機イオウ化合物は、ほとんどすべての生体内(動物、植物を問わず)に存在する栄養成分です。
イオウは人体内のミネラル中、重量換算で4番目に多く細胞内などに存在します。特に注目すべきは、軟骨を形成するコラーゲンやプロテオグリカンという化合物の中で存在して、その構成成分であると同時に重要な生体反応(炎症反応を和らげるなど)に関与していることです。
また、よく利用されるグルコサミンやコンドロイチンといった食材成分は、体内で利用される際には、このイオウ成分と結合しなければはたらかないのです。
☆有機イオウを補給するには
有機イオウが含まれている食材には、牛乳、野菜類、肉類など多岐に存在していますが、洗浄や加工、調理、乾燥などの処理をすることで、そのほとんどが失われてしまいます。そのため、食事ではほとんど補うことができず、微量必須元素でありながら、欠乏症で悩んでいる方は非常に多く見受けられます。
食事などで補う際には、無加工・調整牛乳、生野菜(キャベツなど)、生肉料理などを取り入れながら、必要であればサプリメントなども利用してみるとよいのではないでしょうか。なお、一説によると、一日の大人イオウ標準摂取量は500?1200mgが適当のようです。

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