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ご利用方法 原料・素材 健康食品関連
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カ 行

<カ>

「かすみ目」

よく、かすみ目を眼精疲労と思い込んで、目薬やビタミンB1剤などで済ませている人が多く見受けられます。しかし、病気の予兆ともなることがありますので、特に中年以降の方は注意が必要です。
☆「眼がかすむ」とは
ものを見るときには瞳孔が向いている先(中心視力)が一番よく見えるはずなのですが、何らかの原因でその見え方が見えにくくなり、ぼやけて見るようになります。通常、視力が1.0以下になると現れる症状です。眼精疲労の場合は、眼球運動調節剤やビタミンB12(赤色の目薬)などで一時的に回復します。しかし、画面を見続けるなど眼を使っていないときに起こるようであれば、他の原因が考えられます。
☆主な症状と病気の関係
主な症状と考えられる病因を挙げます。(詳しくはかかりつけの眼科医にお尋ねください)
老眼 本や新聞を読むとき等ざけないとよく見えない、暗いところでは極端に見えにくい
眼精疲労 眼が疲れやすく開けているのもつらい、眼の圧迫感、眩しい、涙目など
白内障 光が散乱するように眩しい、ものがダブって見える、薄暗いところの方が見えやすい
緑内障 電灯の周りに虹色の輪が見える、眼球が赤い、急激に高度の視力障害が起こる
網膜剥離 目の前に蚊が飛んでいるように見える、ものがゆがんで見える、光が点滅する
糖尿病性
網膜症
高度の超尿病を発症している、眼球出血や充血が著しい
☆予防には
直接的な眼疾患をのぞいて、白内障や網膜症では主な原因が糖尿病などの内臓疾患である可能性があるので、食生活や栄養素のバランスでも一定の予防はできると思います。また緑内障は眼内圧が原因となるため血圧の安定や高脂血症などの予防も方法のひとつです。いずれにしても、食生活バランスや適度な眼の休養が必要となるわけですね。

「化膿症(夏に起こりやすい皮膚化膿症)」

夏の高温多湿(気温が高く湿気が多い)期になると、不衛生的な条件も重なって化膿症が多発しやすくなります。
☆白癬や皮膚ガンジダ症
白癬(はくせん)は白癬菌、皮膚ガンジダ症はガンジダという、どちらもカビの一種による感染症で、湿気をたいへん好むことで知られています。白癬は発生部位によって、しらくも(頭部)、たむし(体部)、いんきんたむし(陰部)、水虫(足)、爪水虫(爪)と呼ばれ、感染が浅在性(皮膚角質層まででとどまる)の状態です。皮膚ガンジダ症の場合は、直接水分が長時間触れていることが多い場所にできやすく、乳児のオムツが当たる部分、水仕事の多い人では手指の間や爪の周りに起こりやすくなります。なお、陰部に起こるガンジダでは粘膜にも感染し、ほかの合併症(性病など)に発展します。
☆おでき
毛包(毛穴より下にある髪の毛を取り囲む組織)から進入したブドウ球菌の感染繁殖した化膿症で、毛包が一つが化膿している場合(一ヶ所)を「●(やまいだれに節:せつ)」、数ヶ所に分散する場合を「癰(よう)」と呼んでいます。膿を持つと同時に周囲は赤く腫れて熱感や痛みを伴います。汗をたくさんかいてコマ目に拭かなかったり、清潔にしていないときなどに起こりやすくなります。
☆とびひ(伝染性膿痂疹)
小児に多く発症する紅斑・水泡が体中にできる黄色ブドウ球菌の感染症です。、この水泡が破れた際に、その中にいた菌が接触感染で他の人に感染してゆきます。
☆対処法
基本的には抗真菌剤(カビを殺す薬)の内服と外用、抗生物質(細菌を殺す、または繁殖を抑える薬)による治療法しかありません。放っておくとどんどん症状が悪化したり、他の箇所や他人にも感染してゆきます。現在ではどちらのお薬も市販されています(※抗真菌剤の内服薬は医師の処方箋が必要)ので、発症したり疑われる場合は、送球に必ず皮膚科医(小児は小児科でもOK)または薬剤師にご相談ください。陰部でのガンジダでは他の病気に発展する場合がありますので、婦人科や性病科などにご相談ください。

「花粉症(治療薬)」

花粉症の時期に利用される「アレルギー治療薬」を使われる際、その種類を状況に合わせて利用すると、もっと効果的に効かせることができます。
☆花粉症とは
花粉アレルギーとは、次のようなメカニズムで起こります。
花粉などの抗原(アレルゲン)が粘膜などから体内に侵入すると、免疫細胞がその抗原に合った抗体とよばれる物質をつくり、それが体内の肥満細胞に付着します。次回同じ抗原が入ってきたら、抗体を付けた肥満細胞がその抗原にくっつくことで、炎症性化学物質(ヒスタミンなど)を放出して鼻水や粘膜の充血を起こさせます。
☆免疫細胞が活躍する抗原抗体反応
抗原が進入すると、マクロファージ(貧食細胞)が抗原を取り込んでその情報を各免疫細胞に伝え抗体(免疫グロブリン)をつくります。この抗体は肥満細胞に結合して、そして再び同種の花粉を吸入し抗原が進入してきたときに、肥満細胞に付着した抗体が抗原と結合することによって化学伝達物質(ヒスタミンなど)が放出されます。放出された化学物質は三叉神経(くしゃみを起こす)、鼻腺(鼻水の分泌)、血管(血管から滲出液がもれてむくみ鼻づまりを起こす)に対して花粉症を発症させます。
☆治療薬の利用法
市販されている医薬品には、大別して、アレルゲンが抗体にくっつかないようにするもの(以後Aタイプ:肥満細胞が炎症性化学物質を放出できない)、放出されてしまった炎症性化学物質の作用と拮抗するもの(以後Bタイプ:炎症性化学物質が粘膜などに作用しない)があります。最近では、両者を混合配合したお薬が主流になってきています。
利用順序としては、外出前にAタイプを服用(目薬など外用)し抗原抗体反応を起こさないようにしておきます。この作用は、花粉量や環境(アスファルトなど花粉が土壌に吸収できず撒き散らばる、排気ガスなどの誘発環境)によって、それほど長時間にわたって効果を持続できないこともあります。次に、外出後数時間以内にBタイプを服用し、症状が発症しないようにします。
ただし、注意したいことは、アレルギー反応は身体をそれ以上のアレルゲン攻撃から守る(例えば鼻水は、入ってくるアレルゲンを粘液で絡めて外部へ排出する効果があります。)ための症状なので、いつまでも薬に頼って症状を止めておくわけにはゆきません。そのため、マスクなどでそれ以上アレルゲンが進入しないようにすることは欠かせません。

「花粉症(基準)」

今年は「花粉の飛散量が少ない」と報じられていますが、花粉アレルギーの方が発症しないということではありません。飛散量が少ないからといっても、予防はしっかりしておきたいものです。
☆アレルギーの発症の基準は
当然のことですが、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)が多量に身体にアタックすれば、発症の頻度も症状の度合いも多くなってゆきます。逆に少ないからといって、アレルギー反応が起こらないということではありません。アレルゲンは当然のことながら異物として認識されるので、免疫細胞が攻撃をして減らしてゆきます。しかし免疫細胞が疲労や風邪などの免疫低下状態になっていれば、最前線での撲滅はできずに、結果的に肥満細胞によって炎症物質が放出され、鼻水や発熱、皮膚の乾燥などの症状を発症してしまいます。
☆以外に知らない食材による発症
アレルギー症状を抑えるためには体力(免疫力)が必要不可欠ですが、各種ビタミンやミネラルなどの代謝促進成分が不足すると有効に働きません。たとえば、肉類(動物性タンパク質や脂肪)、糖分、脂肪分、アルコール類などを過剰に摂取すると、ビタミンやミネラルは消耗してしまい、体力を落として花粉症の発症の引き金ともなってゆきます。
また、食物繊維質など身体を冷やすもの、過剰の塩分(粘膜の浮腫みの原因)も症状を悪化させます。
☆予防と治療には
まずは、平年と通りに予防が大切です。花粉が粘膜に付着したり吸い込んだりしないようにすることは当然ですが、食事は消化がよく温かいものを多めにし、疲労させない、休息をしっかりとるなど生活態度も重要な要素となります。しかし、それでも発症してしまったらお薬での治療を試みてください。ただし、よくご相談で、「漢方薬は予防になるのですか。」と質問されますが、漢方薬で予防になるのは胃腸虚弱の人の改善薬、体力をつける薬が主であって、直接「鼻水・鼻づまり」に効果のある薬はあまり予防にはなりませんので、眠くならないからといっても使い分けるべきでしょう。

「痒み(夏の季節)」

冬の乾燥期による症状とは違い、夏場の皮膚は様々なトラブルによって痒みを発症します。肌の露出が多いこの時期こそ、注意が必要です。(内臓疾患など皮膚病以外の痒みは除外します)
☆発疹を伴う痒み
1)アレルギー体質
日光(紫外線)アレルギー、接触性皮膚炎(かぶれ)など、アレルギーを起こす原因が直接発症部位に当たることにより起こります。刺激から守ろうとする防御反応によって痒くなり、かさぶたなどを経て皮膚は剥がれ落ちます。予防としては、原因が直接皮膚に当たらないようにすることです。
2)突然の膨疹(赤みを帯びた局所的な浮腫)
蕁麻疹などのように、食事や薬剤、環境(緊張状態など)などによって起こり、毛細血管の急激な拡張や痒みを起こすヒスタミンなどが関与します。予防法としては、やはり直接的な刺激や原因を取り除くことです。
3)発汗と発疹
額や首筋、脇など発汗しやすい部位に好発する汗疹(あせも)が一般的で、過度の発汗や不潔により汗腺(エクリン汗腺)がつまって汗が角質層や表皮にたまり発症します。予防法としては、コマ目に汗を拭く、不潔にしないなどが重要です。
4)虫刺されなど
皮膚をできるだけ露出しない、防虫効果のある製品を利用するなど対策を行ってください。
5)真菌感染(カビ)
感染症ですから、幹部を清潔に保つ、専用の薬剤を塗布するなどが必要です。
☆発疹を伴わない痒み
特に女性が発症しやすく、生理用品の利用や湿気などによる陰部の痒み、オリモノ(帯下)の刺激による痒みなどがあります。
☆肌ケアと栄養成分
いづれにしても、お肌の露出をできるだけ防ぐとともに、紫外線などからお肌を守る化粧品などを利用する方法も必要です。また、発症してしまったら早めの治療を行うようにしましょう。ただし、副腎皮質ホルモン剤(塗布)などを使用する場合は、連用を避け、真菌や細菌などの感染がない(傷や化膿がない)ことを確かめてご使用ください。栄養成分としては、ビタミンB2・B6・C、不飽和脂肪酸(ω-3系:EPA・DHA、α-リノレン酸など)を豊富に摂るようにしてくださいね。

「痒み(お風呂のお湯につかると体がチクチクする)」

乾燥肌で衣類によって皮膚が痒くなることはあるのですが、湯ぶねに使っていてもチクチク痒くなります。温まることがいけないのでしょうか。
☆主な原因とは
この症状は年齢にしたがって多くなってきます。皮膚の新陳代謝の低下や皮脂膜の減少などが主な原因ですが、それに温かさが加わると引き金となって発症します。また、皮膚病をお持ちの方、蕁麻疹などを起こしやすい方、肝臓由来のアレルギーなども関連してきます。神経質な方にも多く見られます。
☆水質が原因の場合もある
今回のように温浴による症状は、温熱による理由もありますが、水道水に含まれる塩素が原因となる場合もあります。皮膚の弱い方は、塩素は水に溶けていても刺激物として一般の方よりも感じられますが、空気中に蒸発もして敏感に反応します。
☆こんな対処法も試してみては
温浴する場合、湯温を低く設定しても症状にはほとんど効果はありません。まして、温浴用入浴剤は症状を悪化させます。そこで利用したいのが精油成分の入った入浴剤です。ラベンダーやユーカリ葉油などのハーブ油、竹酢液などがそれに当たります。リラックス効果もありますので、最適ではないでしょうか。
また、健康食品などでも精油成分が豊富なものがありますので、内外から利用してみてはいかがでしょうか。

「環境ホルモンと肝臓」

環境問題が騒がれてから久しくなりますが、未だ問題の解決に至っていないのが現実です。地球温暖化(CO2問題)ばかり報道されていますが、もっと身近なこと「環境ホルモン」について見直してみたいと思います。
☆環境ホルモン
食品の安全性が疑われるようになり、また近隣国から排出される有害汚染物質が流れてくるなど、日本の環境は自他ともに管理が行き届かなくなってきてしまいました。元々、環境ホルモンという言葉は、排気ガスや工場排水、農薬などの有害成分が野菜などの食品に残留して、肝臓での解毒作用を傷害することでした。
☆肝臓の機能と関連症状
肝臓には「解毒・代謝機能」と呼ばれる、生体に不利益と考えられるものが身体に入ってきたときに、それを分解・排泄するシステムを持っています。しかし蓄積性のある物質(タンパク質や脂肪と結合しやすいもの)ですと、体内に蓄積しやすくなり原因不明の病気になることもあります。人の場合は、神経痛や関節痛、骨の異常、原因不明の痺れやストレス症(神経症状)などとして現れるようです。
☆肝臓の機能を正常に維持するためには
バランスのとれた食生活が基本ですが、偏った食事を多く摂るようになった昨今、過剰となる又は不足する栄養素は決まってきてしまいました。特に不足しがちな栄養素として、ビタミンやミネラルが挙げられます。
ビタミンやミネラルは生体内に入ると、代謝に必要な「酵素」と呼ばれる生体内化学反応を起こすための物質に変換されてゆきます。代謝とは、摂取した栄養素を原料として身体に必要な物質を合成したり、不要な物質を分解したりする機能をいいます。この代謝という反応は、(補)酵素と呼ばれる物質が産生されると始まります。この酵素を構成する成分が、ビタミンやミネラルなのです。このような観点から、総合(マルチ)ビタミン・ミネラルサプリメントは、少量でも常用しておきたいものです。

「眼精疲労・健康食品の利用法」

仕事でパソコンを使うため目が疲れてしまいます。目によいといわれる健康食品の使い分けは?
☆目のはたらきと病状
私たちが「見えている」という現象は、パソコンなどの発光しているものや蛍光灯などの光が反射して眼球の中に入り、網膜という部分でその信号を感じ(捕え)、脳でその信号を解析して物体や背景を感じていることです。これが「視覚」という感覚機能です。
さて、眼球に入ってくる光は、網膜に確実に集中させて集めなければなりませんので、視神経は瞳孔(眼球の穴)を常に調節しています。この調節が盛んに行われて疲労すると、いわゆる「眼精疲労」とよばれる状態になります。
次に、眼精疲労の状態が続いたり瞬きの回数が減るなどして、眼球に炎症性の熱が発生し涙液が出にくくなりドライアイとなりす。また、ゴミも入っていないのに疲れてくると、目に「ゴロゴロ感」があるときは、眼球の毛細血管が充血(血行不良)などにより太くなり、眼球筋肉を圧迫している状態です。
☆簡単な使い分け法
光を目で感じるということは、大変エネルギーを消耗することでもあります。できるだけ、休息を取りながら作業していただくことが大切です。
一般的に、目に良いとされる健康食品の利用法としては、その商品の配合素材を見比べてみるとよいでしょう。たとえば、鮑(アワビ)は瞳孔を支える筋肉の栄養を豊富に含みますし、真珠などは熱を鎮め、イチョウ葉エキスは毛細血管の運動にはたらくなどです。また、DHAは人の網膜にも豊富に含まれる成分、ブルーベリーはビタミンAや抗酸化成分ポリフェノール(アントシアニジン)などを豊富に含みます。

「関節痛(梅雨期)」

もうじき梅雨に入りますが、寒い時期は症状が出ないのに、湿気が多い時期になると膝関節が痛くて仕方がありません。鎮痛剤やシップ、健康食品も利用しているのに、症状は改善しません。毎年のことなのであきらめてはいますが・・・
☆関節痛の種類にはいくつかあります
一言で「関節痛」といっても、痛みの原因には種類があります。代表的なものとしては
軟骨の減少によるもの 激痛が走ります
寒冷によるもの 一般的には血行不良による冷えが原因です
むくみによるもの 関節などに水がたまって神経を圧迫します
☆お薬や健康食品は原因に応じて選びましょう
ご質問の方の場合、単に湿気の多い時期だからといって原因の特定はできませんが、次のことに注意してみてください。当然、組み合わせることも必要な場合があります。
1)軟骨の減少がみられる場合
消炎効果の強いお薬を選ぶ
痛みが強い場合は冷シップを使用する
コンドロイチン、グルコサミンなどに加え、2型コラーゲン、MSM(メチルスルフォニルメタン)などの入ったものを選ぶ
2)冷房などで冷えた場合に
直接冷気があたらないようにする、または重ね着をする
消化器系(特に胃)を冷やさない
痛みには温シップを使用する
血行を良くするような成分を選ぶ(場合によっては漢方薬などもよい)
3)むくみがある場合
消炎効果のお薬を選ぶ
痛みが強い場合は消炎シップを使用する
利水(水の動きをよくする)、利尿、血行をよくするようなものを選ぶ(場合によっては漢方薬などもよい)
☆栄養素の利用法
基本的に「痛みやむくみ」は、局所ホルモンが急激に生成されるために起こります。食生活でも、不飽和脂肪酸の多い食事を心がけるのもよい方法です。

「関節痛(変形性関節症と慢性関節リウマチの違い)」

変形性関節症と診断されたので、関節に良いといわれる成分が多い健康食品を利用していますが改善が感じられません。どのような成分を摂ったら良いのか、また慢性関節リウマチとは異なるのですか。
☆変形性関節症とは
特に更年期以降の太った女性に多くみられる病気で、関節軟骨の磨耗が著しく、体重をかけると痛みまたは激痛がはしります。O脚になっていることが多く、関節液が溜まって腫れや浮腫みを伴います。原因の多くは、いわゆる老化現象に関節の使いすぎや過負担などによるものや関節内骨折、関節面のズレや軟骨の磨耗によるものなどがあります。
☆類似症としての慢性関節リウマチ
慢性関節リウマチは主に免疫機能の異常が原因のアレルギーの一種で、たとえばウイルスなどの感染症、免疫細胞による自己免疫(リンパ球などが異物と感知し軟骨などを破壊)などがあります。
関節の痛みや腫れ、変形などの症状が出る点では変形性関節症と類似していますが、慢性関節リウマチではほとんどの場合は左右同じ関節に症状が出るのに対して、変形性関節症は局所的で必ずしも左右同じ関節に症状は現れません。
☆健康食品成分の利用法について
変形性関節症は基本的に関節軟骨の磨耗が原因ですので、軟骨の成分でもある有機イオウ(S)の多いものを摂ると良いでしょう。たとえばコラーゲンやコンドロイチン硫酸(硫酸塩であることが重要)などです。ただし、一言でコラーゲンといっても、身体を構成しているコラーゲンには20種類以上ありますので、軟骨を構成するコラーゲン(2型コラーゲン)が多いものを選びましょう。
またEPAやDHAのように不飽和脂肪酸(ω-3系)は、炎症にかかわるω-6系の不飽和脂肪酸の生合成やアレルギー症状の増幅を抑えます。一緒に摂るようにすると良いでしょう。

「乾燥と免疫」

秋から冬にかけて空気は乾燥し、風邪やウイルスなどによる感染症が心配されます。今回号は、身体を守るための身近な予防法についてです。
☆どのように感染するのか
大気(空気)が乾燥すると、空気中に浮遊するものは移動しやすくなります。例えば部屋の掃除をすると、夏の時期より「埃(ほこり)」っぽくなることで実感できます。細菌やウイルス(以後、異物)なども、この空気の動きに乗じて移動してくるので、夏などの湿気の多い時期よりも感染しやすくなるのです。異物の含まれる乾燥した空気を吸い込んだとき、気管支などの粘膜が粘液で濡れている(バリヤ効果)ときは、その異物を粘液で絡め取って排除(痰)することができます。しかし粘膜が乾燥していると粘液が分泌されていない状態のため、異物を排除することができず、直接異物が粘膜にアタックする機会を与えてしまいます。
☆免疫の前線基地
異物のアタックは気道に限ることではなく、消化器粘膜、乾燥肌の皮膚にも起こります。そのため、体内の免疫細胞はそれらのアタックされやすい内側に集結して身体を守ろうとするのですが、遮蔽物(粘膜や皮膚)が劣化していると免疫細胞だけでは対処できずに、また免疫細胞が不足したり分散されて配置されるなどのとき、結果として感染を防げずに感染症を起こしてしまいます。
☆身近な予防法とは
気道の最先端部(鼻や口)にはマスクをして、まず異物の含まれた空気をろ過させます。次に粘膜が乾燥しないように適度な水分(ゼリー状のものでもよい)を飲みながら、粘膜の乾燥を防ぎます。皮膚にはバリア機能と潤い効果の高いクリームなどを塗っておきましょう。特に帰宅時や外出から戻ったときには、うがいで粘膜の汚れを落とし、洗顔することもよいでしょう。なお痰や咳をしているときに、咳止めのお薬を服用することは必要ですが、抗ヒスタミン剤のように痰の成分(粘液)を分泌させないようにする成分が含まれるものがあります(粘膜が乾燥しやすい)。痰は異物を排除する大切な働きをしていますので、「痰を切る」成分の配合されたお薬(去痰薬)を選ぶようにしてください。詳しくは、薬剤師にご相談くださいね。

「乾燥肌(乾燥期を迎える前のお肌ケア)」

夏が終わり、秋になると急にお肌の状態が気になりだしますよね。それだけ気候の変化(温度や湿気)を敏感にお肌は感じているわけです。ところで敏感に感じているということは、お肌が最悪の状態に近づいているということなのです。
☆肌(皮膚)は身体を外邪から守るもの
皮膚は本来身体を外邪(外気や温度、環境の変化、刺激、細菌やウイルス)から守るものなので、あまり敏感ですと全身が痛みや痒みを感じてたまりません。ですから、感覚神経が発達している部分(指先など)以外は比較的鈍感になっています。つまり、鈍感な部分で刺激を強く感じているのは、お肌の状態が刺激に耐えられなくなっていることなのです。
☆夏の紫外線や排気ガスなどで冬より疲弊している
乾燥期になると、女性はお肌ケアをしっかり行い潤いや汚れに気を使いますが、夏に痛んでしまったお肌を秋に整え正常な状態に戻すことは怠りがちです。汗もかきにくく、乾燥も少ない今こそお手入れが重要なのです。
☆秋のお肌ケアが冬にものをいう
ところで、お化粧品には肌栄養素を補充するものと、肌細胞自体の新陳代謝を高めて疲弊した表皮に替わる細胞を成長させることが目的のものとがあります。いま必要なのは、夏の痛んだ表皮に肌栄養素を補うものではなく、痛んだ表皮に替わる肌細胞をつくり生長させ、乾燥期ののために準備をすることです。秋だからこそ、お化粧品の使い分けを心がけましょうね。

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「気管支喘息」

アレルギーシーズンで意外に忘れがちなのが「気管支喘息」です。花粉症と併発すると、まるで風邪に罹ったようですが、症状にやや違いがあります。
☆気管支喘息とは
気管支喘息とは、気道(気管や気管支など)が様々な刺激によって異常な過敏反応を起こし、気管支などを輪状に取り巻いている平滑筋という筋肉が異常に収縮したり浮腫んで気道を狭め、多量の気道粘液を分泌することにより、さらに気道を閉塞させて、吸い込んだ空気を吐き出せない状態をいいます。
☆気管支喘息の原因・特徴
喘息患者の多くは何らかのアレルギーをもっていて、そのアレルギーのもとのアレルゲン(花粉なども含む)を吸い込んだり、食したり、接したりすることで、発作性の呼吸困難や喘鳴(呼吸をするとヒューヒュー鳴る)、激しい咳や痰などの症状を発します。アレルゲンとしては、花粉や室内塵、大気汚染物質や粉塵(黄砂なども含む)、細菌や動物の羽毛などがあり、これらはある程度予防ができます。それ以外の原因としては、気候や気温の変化、心因性(ストレスなど)、過度な運動などがあります。
☆症状を悪化させない生活上の注意点
喘息を発作させる原因があれば、その原因を取り除くことが必要です。春先ですと、花粉や粉塵などが蔓延しますので、予防用のマスクをしたり、アレルギー反応を予防する薬などの併用も必要でしょう。これらアレルゲンはそのほとんどが粘膜から進入しますので、鼻や口はもちろんのこと、目などの粘膜もできるだけアレルゲンと触れないようにしましょう。また、食生活では、アレルゲンとなりやすい食材は避けるようにしましょう。
☆できるだけ避けたい食材
アレルゲンとなる 卵製品、乳製品、脂肪類、大豆・豆製品、穀物類、魚介類、肉類など個人別アレルゲン
ヒスタミンを含む 鮮度の落ちた魚介類、チーズ・乳製品、ワイン、なす、ほうれん草など
コリンを含む たけのこ、やまのいも、そば、栗、クワイ、マツタケ、なす、ほうれん草など
香辛料 こしょう、唐辛子、練がらし、わさびなど
その他 アルコール類、タバコ
☆積極的に摂りたい食材
新鮮な青背魚 ω-3系不飽和脂肪酸は、アレルギー症状を悪化させるω-6系の作用を減弱させます。
貝類・頭足類 さざえなどの貝類、イカやたこなどにはタウリン多く、気道の収縮を緩和させます。
免疫促進成分 免疫力を高めて、さらにヒスタミンの増えすぎを調整してくれます。

「規則正しい生活」

皆さんもよく、健康アドバイザーから「規則正しい生活」をするように言われると思います。どのような生活のことなのでしょう。
☆時間の過ごし方
昼夜を問わず、身体が感じる時間(体内時計)には、興奮時間(集中できる時間帯)と沈静時間(軽い疲労感を感じる・集中が切れる時間帯)があります。たとえば、就業時間帯は空腹を感じないのに、正午時間が近づくと空腹感を感じるといったようなものです。一般的にこの興奮と沈静のリズムは、人によって多少異なりますが、時間にすると2〜3時間くらいのサイクルで繰り返し起きます。実は、このことは身体のエネルギー消費に深く関与しています。興奮時にはエネルギーを消費し、沈静時にエネルギー補給の必要性を脳が感じる時間に重なるのです。この沈静時に、食事を摂ったり、軽食や甘い飲み物を摂ったりすれば、このリズムに即した時間を過ごすことができるわけです。これが「規則性の基本」です。
☆食事のバランス
では、食事の際の栄養バランスはどのようなものがよいのでしょうか。まず必要な栄養素はカロリー源です。摂取してすぐにエネルギーになるのは「糖分」です。この糖分の摂り方は、一度に多量を摂取するのではなく、通常の食事や、おやつ時に少量ずつ摂取することで、沈静時のエネルギー補給は充分にできます。カロリーの高さからいえば「脂肪」もカロリー源になりますが、脂肪の場合はいったん糖分や炭化水素に変換されなければならないので即効的なエネルギー源にはならないこと、エネルギー源になるときにカロリー消費ができる状況にないと脂肪に戻ってしまい、体内に蓄積脂肪として蓄えられることになります。また、ダイエット食や低カロリー食を好んで摂取されている方は、興奮時後のエネルギー摂取にはなっていないため、かえって疲労感が強まり、体内時計を狂わしてしまうことがあります。適量な糖分を必要に応じて摂ることは、規則性の第二点目になります。
☆1日の時間振り分け
1日の大まかなリズムとしては、約8時間周期が基本です。起床時間の8時間は食事や仕事など脳が活発に働く時間。就寝中およびその前後の8時間は脳の休息時間で、体内の環境を翌日のために整え修復する時間です。そして、残りの8時間は先の2種類の時間帯の緩衝時間です。予備時間または準備時間と言ってもよいでしょう。実は、この予備時間をどのように過ごすかが、根本的な「規則正しい生活」に当たります。生活上、毎日同じ時間に同じことをすることはできません。食事も時間がずれることもありますし、寝る時間も異なる場合もあります。つまり、この予備時間を「誤差」にして、可能な限りズレないような時間振り分けをすることが求められるわけです。
☆規則正しい生活とは
以上のように、規則正しい生活とは、1日の時間振り分けと、それに伴うカロリー摂取(食事のバランス)の好条件が揃った生活のことです。このバランスが崩れた状態で身近な病気が「肥満」と「ストレス」です。この2つが組み合わさることでさらに悪化すれば、様々な病気へとつながってゆきます。「時間の振り分け」と「食事の質」を同時に行うことで、規則性は簡単に整えられますので、新年を迎える目標に、どうぞなさってみてくださいね。

「禁煙と体重増加」

思い切って禁煙をしたら、体重が増えて太ってしまいました。適量なら喫煙は続けた方が良い?
☆喫煙をやめてしまうと太る主な原因
喫煙をやめて太る原因には、主に2つの原因があります。ニコチン依存症と、味覚や胃腸の調子が良くなることです。
ニコチン依存症とは、喫煙することにより精神的に安らぐ状況です。仕事などの緊張や食後などに一服すると気持ちが安らぐ、やる気が起こるなどです。
また、禁煙によって味覚が戻り、胃腸の働きが活発になることで、食事量やカロリー吸収能力が増え、それを補うカロリー消費ができなければ太ることになります。
☆喫煙はタバコ本来の毒素より怖いものがある
タバコにはニコチンやタールといった成分が問題になっていますが、もっと恐ろしいものに「酸素毒(活性酸素)」があります。
活性酸素は、私たちの身体(細胞)を構成する有機物質(炭素化合物)を酸化し破壊や変質させる物質です。そのため、喫煙により活性酸素が大量にできると、ホルモンや脂質などの代謝物がが変質し、遺伝子を損傷させて正常な細胞の働きができないばかりか、細胞の死へと繋がったしまいます。その末期が「がん」です。また、太ったために血中脂質が過酸化され(過酸化脂質)、細胞のがん化を促進してしまいます。
☆太ることを恐れて喫煙をやめられないのであれば
ニコチン依存症などになっていると、急に禁煙をすれば禁断症状が出て精神不安になりかねません。そこで、徐々に禁煙をしながら「抗酸化成分(ビタミン、ポリフェノール、補酵素など)」を摂り、消費カロリーを高める(身体に合った運動量)ようにしてみてください。喫煙は太ることのデメリットよりも、身体のディスクが大きいことを認識してくださいね。

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「9月バテ」

9月に入ると、急に脱力感・疲労感が強く出る方がいます。これは夏バテの延長なのですが、その根本には胃腸病と栄養不良が関与しています。
☆不足してしまった栄養素
夏の暑い時期は、とかくあっさりした食事を好むようになり、たんぱく質、ビタミンやミネラルなど体力づけになる栄養素が1シーズンを通して不足します。同時に暑さによりエネルギーを消耗するので代謝を活発にするために、体内代謝栄養素を短期間で消耗させてしまいます。栄養素を消耗しきった時期が9月なのです。
☆水分の摂りすぎもひとつの原因
同時に、夏の時期に水分補給が多く胃腸を冷やしすぎているため、胃腸機能が衰えることによって体力が回復しきれない状態ともなります。9月に入って少し気候的に過ごしやすくなっても、食欲が戻らない方はこのタイプが多く見受けられます。
☆早く解消させるには
なんといっても食事の栄養価を高めて、夏に疲労しすぎた体力や不足した睡眠時間を9月に取り戻すことが重要ですが、総合栄養素サプリメントで身体のケアをすることをおすすめします。9月の身体のケアが、涼しい季節に体力を低下させて、風邪などにかかりやすい身体にしないための予防となります。

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「血圧(降圧利用薬と頻尿改善)」

高血圧症で利尿薬を服用中なのですが、一般に尿漏れや頻尿に良いといわれる漢方薬やサプリメントは併用しても構わないのでしょうか。
☆降圧利尿薬とは
高血圧症の種類には大別して、他の病気の原因でない限り、動脈が必要に応じて拡張できないもの、動脈の拡張には異常は少ないが循環血流量が著しく多量なもの、動脈の拡張度とは別に血液の粘調度(ねばり)が高いものなどが上げられます。一般的には、これらが組み合わさって高血圧症状をあらわします。
このうち、降圧利尿薬は循環血液量が多い場合に一般的に利用され、腎臓で血中の水分ろ過(尿として排泄)を促進して、循環血液量を減らす役割を担います。
☆漢方薬との併用
ご相談の目的で利用される漢方薬には、一般的に八味丸(八味地黄丸)や六味丸(六味地黄丸)などがあります。これらは、一回の水分ろ過量を増やして一度に尿を多量につくり、いっぺんに排泄させることで残尿や頻尿を改善させることが目的です。ですから、降圧利尿薬とは、作用が重複しますので慎重に利用することが必要です。
☆サプリメントとの併用
よく利用されるサプリメント成分には、男性ホルモンの分泌過量に伴って起こる前立腺肥大による尿路の炎症や尿路狭窄(尿道が狭くなる)に対して、男性ホルモンの過剰作用を抑える女性ホルモン様作用をもったものがあります。これらは尿量を増やすなど漢方薬のような作用をもったものではありませんので、降圧利尿薬との併用は可能と考えます。逆に、利尿効果のある緑茶類などを配合した健康食品類は、効果が重複しますので注意しながらご利用いただいたほうが良いでしょう。詳しくは、かかりつけの医師または薬剤師に必ずご相談ください。

「血糖(食後の過血糖)」

血糖値が気になる方で、食後の過血糖が心配な方に利用されている健康食品は何種類もありますが、どのように使い分けたらよいのでしょうか。(以下の内容は、インスリン依存型糖尿病の方には相当しない内容もございます)
☆食事をして血糖値が上がるのは
1)食事中の糖分の吸収
糖分は、自然界には単体(それ以上簡単な糖に分解できないもの:ブドウ糖など)の状態ではほとんど存在しません。いくつかの糖分が結合した形「多糖類」として存在します。この多糖類は、まず消化管上位(口腔・食道・膵臓)から糖質分解酵素(アミラーゼやα-グルコシダーゼなど)によってブドウ糖にまで分解されます。この状態(ブドウ糖)になって、はじめて吸収されるのです。
2)吸収後の糖分のゆくえ
小腸から吸収された糖分は肝臓に入り、一部はカロリー摂取ができないときのためにグリコーゲンに合成して貯蔵し、他方は細胞のエネルギー源として血液中に放出されます。このときに、一過性の血糖値上昇が現れるのです。
☆血糖値が急激に上がらないようにするには
1)糖分を欲しがらないようにする
甘味を感じる味覚を抑制して、過剰の糖分を摂らないようにすることが期待されています。(例:ギムネマなど)
2)糖質の分解を防ぐ
食事として摂った糖分をブドウ糖まで分解できないようにすることです。糖質分解酵素(α-グルコシダーゼ)と結合したりしてその作用を妨害するものもあります。(例:桑の葉、サラシアなど)
3)糖分の吸収を緩やかにする
食物繊維などは、小腸からの糖分吸収を緩やかにする作用が期待できます。(例:難消化性デキストリン、イヌリン、石蓮花など)
4)血液中の糖分をすみやかに細胞に送り届ける
血液中の糖分を全身の細胞に速やかに届け、細胞の糖分吸収を速める。(例:バナバなど)
☆こんな利用法をお試しください
基本は、食事(カロリー)制限による糖分過剰にならないことです。しかしそれでも血糖値が気になるようでしたら、上記の3つの方法のうちひとつを食事とともに行うことをおすすめします。
ただし、上記の3つの方法を組み合わせることはおすすめしません。糖分は重要な栄養素のひとつです。カロリー源が不足すると、かえって細胞の代謝能力が落ち、正常な活動ができなくなりますので、充分ご注意ください。
おすすめの方法は、「3)糖分の吸収を緩やかにする」方法です。身体に負担が少なく、量の調節がしやすいので、食事内容に基づいて加減ができます。
※ご注意
上記に記載の内容は、一般的なお話です。治療が必要な方はかかりつけの医師に、また他の健康食品などをご利用の方は、薬剤師などに必ずご相談ください。

「血尿」

健康な人には診られませんが、血液が尿中に混在している状態を「血尿」といいます。
☆血尿の出方
血尿は泌尿器(腎臓から尿道まで)のどの部分で出血しているかにより、色や血尿の出方が変わってきます。
肉眼で診られる血尿は、混在する血液(赤血球)の量により色が異なり(淡紅色、鮮紅色、暗赤色)ます。またその出方には、尿の全体、尿の後半、尿の前半が血尿の場合に分けられ、出血部位が推測され、同時に原因も判別されます。
☆主な原因と随伴症状
・尿全体の場合
腎臓、尿管、膀胱からの出血が主で、腎炎、腎盂腎炎、膀胱炎、腎・膀胱がん、腎・尿道・膀胱結石などが考えられます。
・尿の後半の場合
尿道(後部)、前立腺からの出血で、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんなどが考えられます。
・尿の前半の場合
尿道(前部)からの出血で、尿道炎のほか、女性では淋菌による感染症があり異常な膣分泌物や月経異常がみられる場合があります。
・薬剤などによるもの
便秘改善薬などによる赤色尿、激しい運動による一過性の血尿がみられる場合があります。便秘薬を休止しても、また運動後以外でも血尿が混じる場合は、医師の診察を必ず受けてください。
☆食材などの応用
食生活のポイントは、塩分を控える、動物性タンパク質を控えて良質の植物性タンパク質を摂る、水分を制限するなどです。結石がある場合にはマグネシウムを豊富に摂り、カルシウムを制限するようにしてください。また、「ムコ多糖類(ネバネバ成分)」などは、粘膜の再生を高めるとともに粘膜を保護しますので、積極的に摂ると良いでしょう。
特に注意したいことは、感染症(ウイルス、細菌)にはかからない予防が必要です。直接に泌尿器への感染も、間接的な感染症(流行性感染症)にも予防をしっかり行ってください。

「血便」

排便後にトイレットペーパーに血が付くようになりました。大腸の病気なのでしょうか。
☆血便とは
排便時に目身にみえる血液を含む便を血便といいます。血便がある場合は、出血部分がどこであるかによって病気も異なり、わかりやすい見分け方としては、血の色をみておきましょう。
黒色
(タール便)
食道、胃、十二指腸、小腸からの出血が考えられ、食道から十二指腸までの場合は吐血もあることがあります。
暗赤色〜赤褐色 大腸(上行〜下行結腸)からの出血が考えられます。
赤褐色〜鮮紅色 S状結腸、直腸、肛門からの出血です。
☆血便を伴う主な大腸・直腸の病気
虚血性大腸炎 高齢者に多くみられ、腹痛や下痢を伴います。
ポリープ 大きさは様々で、大概は便の潜血(微量出血)反応検査でみつかります。通常は大量の出血はありません。切除などによって簡単に排除できます。
潰瘍性大腸炎 粘液の混じった血便や下痢便となりやすく、発熱、貧血、腹痛などを伴います。
大腸がん 大腸の狭窄(狭まり)や閉塞で便秘になりやすく、無理に排便をしようとすると、腸液の分泌が高まって下痢としてでます。このように、便秘と下痢を繰り返すのが特徴です。
直腸がん 鮮血が混じった血便で、便の太さが著しく細い、残便感や頻繁に便意を催す、腹痛などを伴います。
痔核・裂肛 肛門部の痛みや腫れを伴えば痔核・裂肛で、その際には鮮血が便の表面やトイレットペーパーに付着します。
☆必ず検査を受けておきましょう
ほとんどの大腸や直腸の病気は、検査によって判明することが多いため、定期健診はもちろんのこと、不快感があったら必ず消化器科などで診察を受けるべきでしょう。
また、食生活においては、整腸作用のある乳酸菌や酵母などを常時補って便の状態を良好にしておく、腸内悪玉菌が利用しやすい炭水化物や動物性タンパク質は減量し、食物繊維を適度にとるようにしましょう。(下痢止めや貧血治療薬[鉄剤]などでも便の色は黒色になります。)

「下痢(新環境時)」

4月から新生活を迎えた人は多いと思います。この時期に下痢や便秘になると慢性的になることが多いので、食生活も含めて充分注意しましょう。
☆主な原因
新しい環境に慣れずに起きるストレス性もありますが、食生活において毎日のメニューが変化することで起こることのほうが多く見受けられます。特に野菜不足、味付けの違い(塩分など調味料使用量が増える)、食用油の量が増える(油物や肉類が増える)ことは深刻で、食生活のバランスは著しく崩れてしまいます。
☆腸の働きが変化する
腸は入ってくる食物の種類によって働きが変化します。消化するための消化酵素の分泌量も変化しますし、急な変化への対応ができなければ、腸の働きが弱くなってしまいます。たとえば、新生活の前までは野菜料理が多ければ腸内細菌が全体の消化を助けるのに対して、新生活後の肉類や脂肪食が多くなればタンパク質や脂肪分解酵素などの消化酵素が大量に必要となり、対応できなければ消化不良性の症状を起こします。
☆整腸薬は有効か
市販されている整腸薬は酵母菌や乳酸菌などの善玉菌を補うものです。腸内細菌には、主に善玉菌と悪玉菌、日和見菌(環境によって善にも悪にもなる菌)という3種類が存在します。仮に悪玉菌が減少しすぎると免疫機能が弱体化し、日和見菌が悪玉菌に変性して腸内バランスを保とうとします。整腸薬は善玉菌が減少している場合に服用するものですから、根本的に食生活の改善しない限り、症状は続いてゆきます。
「新生活によって食事のバランスを崩さないようにする」ということは、大変な努力が必要です。基本的にこの時期だからこそ、急な食生活の変化をつけないようにしたいものです。

「下痢(初夏)」

☆下痢のタイプを見分けましょう
下痢を起こす場合、水分過剰または腹冷え、感染症、過剰腸管運動(いわゆるストレス性)などに大別されます。感染症は猛暑が続く夏に多く、ストレス性は季節とは無関係ですが、この時期に多い下痢症は意外に腹冷えが原因のことがあります。
☆季節病としての下痢症
春から初夏にかけて気候も温暖になり、冷たい飲食物が美味しく感じるようになります。しかし、普段から胃腸機能の弱い人はこの変化に適応できず、腸内細菌バランスを崩し下痢を発症することも少なくありません。
☆ヨーグルトなどの冷蔵食品は控えめに
お腹に良いからといって、ヨーグルトを食べる人が多いようですが、乳酸菌類を増やす目的よりも胃腸を冷やし、温度変化に弱い乳酸菌類の減少を促進してしまう場合もあります。
☆対処法の一例
お腹を冷やしやすい時期ほど温食を心がけてください。また、市販の乳酸菌製剤には、胃酸に強く腸まで届くものなどもあります。利用してみてはいかがでしょうか。

「下痢(熱中症時)」

熱中症予防に水分補給は欠かせませんが、まれに下痢を併発している人がいます。もし、下痢が続くようであれば、体力が著しく衰えている状態ですので早急に対処しましょう。
☆下痢を放っておいてはダメ
糞便が泥状や水様便になるのは、腸管(主に大腸)から吸収される以上の水分が摂取されるなどして、糞便中に過量の水分が貯留された状態です。しかしそれだけではなく、熱中症などでは著しく体力が落ち、食事もあっさりした物や冷たい物が多くなるため、消化不良や糞便のもと(核)になる繊維質などの不足、腸内細菌のバランス欠如などによっても起こります。また、不衛生な環境(海水浴など)や食材などによる細菌感染にも注意が必要です。
☆おもな下痢便の特徴と原因
1)細菌感染による腸炎:急激におこり腹痛・発熱をともなう
2)急性胃炎・腸炎:水様便、吐き気や腹痛をともなう
3)過敏性腸症候群:便意が頻繁にあり、下痢を繰り返し腹痛を伴う
4)吸収不良:脂肪便、体重減少、むくみ、貧血などがある
5)細菌性赤痢など:水様性下痢ではじまり、血便の下痢になる
☆下痢をどのように予防したらよいのか
基本的に水分を多く摂っても、腸管における吸収機能や腸内細菌のバランスが正常であれば、下痢は起こりにくくなります。そのためには、食事は量ではなく質をキチンと摂る(食欲を低下させない)、水分は単なる冷水ではなく少量の塩分(水分の吸収を促進する)を含んだ飲料(例:スポーツ飲料など)などで補給する、体力を低下させる激しい運動や無理な外出を控えるなどを心がけてください。それでも治癒できない場合は、早急に医師の診察を受けてください。

「下痢止め(止瀉薬)」

熱中症予防のために水分を補給していたら、頻繁に便意を催し、軟便が止まらなくなってしまいました。止瀉薬(クレオソート製剤)を服用したのですが、効果が感じられません。
☆症状解説
通常、摂取した水分は大腸上部で吸収され、尿や汗、過剰な場合は大腸からも排泄されます。今年の猛暑で汗はたくさん掻いたと思いますが、小便は少なかったのではないでしょうか。これは、身体が脱水症状にならないために尿を濃縮(尿細管で再吸収を高める)してしまうので、汗以外の水分排泄を大腸から行うようにした状況です。
特別に不便がない限り(頻便・軟便程度)は、下痢止めで抑えずに、自然排便を心がけた方が良いと考えます。ただし、軟便でも激しい悪臭を伴う場合は下痢として考えてください。
☆市販の止瀉薬の種類(市販薬の主な薬剤)
殺菌剤(腸内に繁殖した菌を殺す) クレオソートなど
過剰な腸管運動を抑制して便意を抑える 塩酸ロペミド(細菌性下痢不可)、塩化ベルベリン(殺菌作用有り)など
善玉菌を直接増やす 乳酸菌、酵母など
腸管内の水分を調節する 生薬類、タンニン酸アルブミンなど
☆水分過剰の場合の止瀉薬の選び方
止瀉薬を選ぶ際には、細菌性もしくは非細菌性であるかを調べる必要があります。そのポイントとなるのは便臭です。大概の場合、細菌性の場合は異常発酵していますので、悪臭が強く、屁(おなら)やおくび(ゲップ)のようにガスを発生しています。それらの症状がない場合は過剰水分が原因ですので、殺菌剤以外の薬剤が処方されたものをご利用ください。
☆注意事項
抗生物質などの薬剤を服用中の方は、その副作用として軟便や下痢を起こす場合があります。その際には、かかりつけの医師または薬剤師に必ずご相談ください。

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「高脂血症(なぜ野菜が良いの)」

高脂血症の兆候がみられるので食事に野菜を増やすように言われました。なんとなく良いというのはわかるのですが・・・
☆高脂血症とは
高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の検査数値が異常に高くなった状態をいい、高脂肪食を長期にわたって過剰に食したり、加齢により引き起こされる病気です。基本的には、食生活のバランスが悪いときに起こりやすくなります。高脂肪食とは一般に動物性脂肪を多く含む食事のことで、さらに食用油を過剰に利用すれば検査数値も増える結果になります。
元々血中脂肪は、栄養分の運搬役であったり、身体を構成する成分であったりするのですが、必要以上に体内に入って細胞がそれを処理できないことで高脂血症の引き金となります。
☆野菜には食物繊維だけではない効用が
野菜(特に緑黄野菜)は食物繊維が豊富で、脂肪を包み込んで吸収性を抑制するとともに排便を促し、急激な血中脂肪の上昇を防ぐことができます。しかし緑黄野菜にはそれだけではなく、ビタミンやミネラル、植物酵素も豊富で、これらは細胞が余分な脂肪分をエネルギーや重要な成分に変換する上で重要な栄養素となっています。
☆肉類を食べるな、ということではない
高脂血症の心配のない人と違い、高脂血症と判断された方は体内脂肪の処理が不十分になっている事のなで、摂取量を減らすことが必要です。しかし脂肪は5大必須栄養素のひとつですから、摂取を止めてはいけません。脂肪を摂ったら、それを利用できるように一緒に代謝栄養素をとることが求められるのです。

「酵素(食品酵素)」

酵素とは体内で様々な化学反応(代謝反応)に必要なもので、これが不足すると、いろいろな病気の引き金になります。この酵素は消耗品で、通常は自然食品中からその原料を補充しているのですが、加工食品や合成添加物、調味料類などは消耗させるだけで補充の役割はほとんど担っていません。
☆酵素とは
酵素とは、体内で行われるすべての生化学反応の触媒になるもので、反応別に細かく分類され、必要な反応によってその形が異なります。そのため必要な酵素が合成できないと、その生化学反応を起こすことができず、病気になってゆきます。
例えば、環境ホルモンなどによって起こる活性酸素の害には、生体はSODという酵素を生合成して身体を守ります。しかし、この生合成に必要なタンパク質(アミノ酸)、ビタミン、ミネラルなどが不足していると、SOD酵素を生合成できず、身体の様々なトラブルや老化の原因となってしまいます。
☆酵素のおもな種類
食品酵素 生きている動物や植物性食品に含まれる酵素で、それを食することにより、私たちは食べ物の消化を行います。
消化酵素 消化管などから分泌される酵素で、食べ物を細かく分解したり、内臓へ貯蔵したりする働きがあります。
代謝酵素 体内での様々な生化学反応に関与し、エネルギーや必要体内成分の合成、解毒作用などに関与します。
☆栄養食品で言う酵素とは
健康食品などで販売されている酵素食品とは、原材料の生の状態のものであれば「食品酵素」の役割が主になり、これを醗酵などの処理を行うことにより低分子化して吸収性を高めれば、体内で必要な「代謝酵素」としての役割も担うようになります。根本的に「酵素」は、私たちの必要な三大栄養素を生きるためにどのように利用してゆくかを決める、重要な成分といえるでしょう。

「酵素とミネラル」

皆さんは、「酵素」と「ミネラル」は一緒に摂らないといけないことをご存知でしょうか。
☆酵素とは
酵素とは、体内で行われるすべての生化学反応を実際に起こさせる化学物質をいいます。一つ一つの化学反応に応じて形が異なり、しかも健康な人では必要量しか合成・分泌されません。そのため必要な酵素が必要量合成できない、あるいは必要量以上に合成・分泌されると、その生化学反応が狂ってしまい病気になります。例えば、環境ホルモンなどによって起こる活性酸素の害には、生体はSODという酵素を生合成して環境ホルモンを分解することで身体を守ります。しかし、酵素の原料となるタンパク質(アミノ酸)、ビタミン、ミネラルなどが不足していると、SOD酵素を生合成できず身体の様々なトラブルや老化の原因となってしまいます。
☆酵素には役割分担がある
ところで、生体内酵素には、大別して2種類に分類されます。
・大きいものを分解するもの(分解酵素)
代表的なのが「消化酵素」です。食した食物はいくら噛み砕いても分子までは小さくできません。そのため、消化酵素は消化管や肝臓などから分泌されて分子を小さくし、効率よく吸収できるように、また他の化学物質に合成されやすくなるようにしています。
・小さいものを組み合わせて必要なものをつくるもの(合成酵素)
代表的なはたらきとして、身体に必要なタンパク質(身体の骨格や構造をつくる)、インシュリンなどのホルモン(身体の化学的な機能をつかさどる)などです。
特に注目を浴びているのが、RNA(リポ核酸)によるタンパク質の合成です。RNAは遺伝子DNA(デオキシリポ核酸)によってその原料となるアミノ酸配置が決められ、特定のアミノ酸にはバラバラになっているアミノ酸が結合して、タンパク質を合成(組んでゆく)します。例えれば、毛糸を編機でセーターなどの完成品に織り込んでゆくようなものです。
☆注目を浴びるミネラルの存在
特に合成酵素がはたらく場合に、酵素がその反応に関わる切欠をつくる(触媒としてはたらく)のが「ミネラル」です。
例えば、血糖値を調節するインスリンがアミノ酸から合成される際に「Zn(亜鉛)」が関与しています。そのほか、微量必須ミネラルであるMo(モリブデン)、Mn(マンガン)、Cu(銅)など、多種類の関与が認められています。
健康食品では、野菜を醗酵させた「野菜酵素」などが販売されていますが、マルチミネラルを併せて摂ることで、より一層の栄養バランスにすることができます。ぜひ、摂るようにしたいものです。

「口内炎(アフタ性)」

口内炎になったので、市販のビタミンB2剤を服用していましたが治癒しないので、病院に行ったら「アフタ性」と診断されました。見分け方はあるのでしょうか。
☆口内炎の種類
口内炎とは、口腔粘膜に起きた炎症の総称です。口腔には多種の細菌が常在し、抵抗力が弱まると繁殖が盛んになり炎症を起こします。また、ウイルスなどの感染や発熱、糖分や脂肪分などの過剰摂取によるビタミンB2・B6の減少(粘膜の損傷。不安定)なども原因です。
☆種類による対処法
・口唇ヘルペス
ヘルペスウイルスの感染症で、灼熱感や痛み、水疱ができて破れてかさぶたとなり約1週間で治りますが、再発しやすいものです。
・再発性アフタ性口内炎
口腔粘膜に赤い斑点と周囲に赤い縁取りができて痛みのあるアフタ(潰瘍)になり、約2週間で治りますが再発を繰り返します。原因は精神的ストレスや環境の変化によって起こりやすくなります。
・ヘルパンギナ
アフタ性咽頭炎ともいい、突然の高熱とともに咽頭粘膜が赤く腫れ、水疱ができて破れて潰瘍になります。
・口腔カンジダ症
口腔粘膜にカンジダ菌が病巣をつくり、広がってゆきます。体力が弱まったり、他の病気との関連性が強い症状です。
☆慢性化しやすいので予防が大切
一般的に口内炎ですと、市販のビタミンB2製剤で済ませてしまうのが実情です。しかし、ほとんどの場合は、体力の低下、ストレスや生活環境(季節も含む)の変化が主な原因ですので、体力(免疫力)を低下さないようにし、ストレスや疲労を取り除くことを心がけてください。ビタミンB2剤などは、口内炎ができたから服用するのではなく、普段から栄養素補給の一環として摂っておくべきでしょう。

「口内炎とビタミンB2」

新生活などでひとり暮らしを始めると、食生活のバランスが悪くなり、まず最初に口内炎やニキビなどの粘膜の異常や肌荒れなどが頻発してきます。特に肌の状態を維持するために、女性は多くの肌・粘膜に必要なビタミンB2を消耗しているようです。
☆ビタミンB2とは
ビタミンB2(リボフラビン)は、体内ではたんぱく質などの代謝、補酵素としてなどに利用される代表的なビタミンです。体内には貯蔵されないので、規則的に食物から摂取しなければならない必須栄養素のひとつです。不足すると、口内炎や口角炎、目のかゆみや疲れ、唇の腫れなどが起きやすくなります。また、過度の運動、アルコールや抗生物質などの服用により破壊されやすい成分です。
☆口内炎ができ始めたら
口内炎とは、口腔粘膜に起きた炎症の総称です。口腔には多種の細菌が常在し、抵抗力が弱まると繁殖が盛んになり炎症を起こします。また、ウイルスなどの感染や発熱、糖分や脂肪分などの過剰摂取によるビタミンB2・B6の消耗(粘膜の損傷や不安定になる)なども原因です。
☆ビタミンB2は常に摂っていたい栄養素
一般的に口内炎ができた時点で、市販のビタミンB2製剤を服用する人が多いようですが、ほとんどの場合は、食事から摂取しているビタミンB2が消耗しきっている(足りていない)から起こるのです。また口内炎の原因には、体力の低下、ストレスや生活環境(季節の移り変わりも含む)の変化などが挙げられます。体力(免疫力)を低下さないようにし、ストレスや疲労を取り除くことを心がけながら、ビタミンB2剤を口内炎ができたから服用するのではなく普段から栄養素補給の一環として摂っておくべきでしょう。

「五月病」

4月から新卒で就職をしたのですが、疲れやすく眠気がとれずに、気力も出てきません。うつ病の兆候ですか?
☆「五月病」とは
内臓疾患など他に理由がなければ、「五月病」かもしれません。この一般的な定義として、「新入生や新入社員が、合格の感激が薄れる五月頃から勉学や仕事への意欲を失い、無気力になること」を指します。簡単に言ってしまえば、職場にもなれてきて、緊張感が薄れてきた状況に、長期休暇や温暖な気候が重なっていることも少なくないということです。
☆一般的な対処法
個人差はありますが、軽い運動や森林浴、通学出勤方法を変えてみるなど、体を動かすことを心がけてみてはいかがでしょうか。毎日のマンネリ化を防ぐことで、改善される機会は多くなります。
☆注意事項
注意したいことは、内臓疾患がある場合も気力が出にくくなります。食生活のバランスが崩れていたり、暴飲暴食、過労などの環境がある場合は、一応検診を受けておくと安心です。

「若年性骨粗鬆症とダイエット」

以前から問題視されてきていることですが、10〜20歳代の女性の骨の脆(もろ)さが指摘されています。特にダイエットをされる方は、注意が必要です。
☆骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは、骨の中身に鬆(す:芯にできるすきま・多数の細かい穴)ができたように多孔質となり、骨折したり変形したり、つぶれたりした状態を指します。通常、腕や足の骨の状態を連想させますが、重篤な場合は背骨(脊椎)や腰骨にも起こることがあります。多く女性ホルモンの分泌低下が原因の更年期以降の女性に発症しやすい病気ですが、ダイエットや栄養バランスが偏りやすい若年層にも増えつつある病気でもあります。
☆栄養不足の深刻化
特にダイエットをされる女性では深刻で、食事制限などによる骨を作るための栄養素の不足(カルシウムやマグネシウムなどのミネラル不足)、およびタンパク質やアミノ酸の不足(骨を形作るコラーゲンの不足)、さらにはカロリーを気にするばかりに糖分の摂取不足にもなります。実は糖分不足は問題で、骨も骨細胞が増殖して形成されるのですが、細胞のエネルギーとなるべきはずの糖分が不足するために骨細胞が分裂できにくくなるのです。
☆サプリなどの上手な利用法
ダイエットをされたい方は、ダイエットサプリなどと一緒に、次のような栄養補助食品の併用をお勧めします。まず、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル(マグネシウムは骨にカルシウムが沈着するのを助ける)、骨を構成するためのコラーゲン(摂取量は多めに)は必須です。ダイエットを実行中にだるさを感じるようであれば、少量の糖分を摂取することも忘れずに行ってください。なお、食物繊維は便通を促しダイエットには効果的ですが、水で飲んでしまう剤型や青汁などではなく、口腔内で咀嚼(そしゃく)できるものを選んでください。噛むことで骨の成長を促すことができます。

「骨折<女性>」

先日、ニュースで若い女性に骨折が増えていて、それには「イソフラボン」が良いと報道されていましたが・・・
☆骨折の原因には種類があります
骨折には、外傷性骨折、病的骨折、疲労性骨折があります。病的骨折は骨の感染症など病的な原因がある場合に起こりますが、それ以外の場合は骨の強度以上の物理的圧力がかかったときに起こります。当然のことですが、骨粗しょう症や骨形成不全症などでは骨は脆くなっていますので、最大の原因のひとつです。
☆女性に多い骨折とは
女性の場合は、女性ホルモン(エストロゲン)が活発に分泌していれば、その作用により骨密度が高まって骨が脆くなりにくくなります。しかし、生理不順やストレスなどによる女性ホルモンの分泌異常がある場合には、この作用も正常に働きません。同時に、ヒール靴などのように骨強度以上の負担がかかりやすいことを常時していれば、特に弱っていることろで骨折の危険性が高まります。
☆生活上の注意点
骨は骨細胞が集まったひとつの組織です。よくカルシウムを摂れば良いといわれますが、それだけでは意味を成しません。骨は古くなった骨細胞がアポドーシス(自殺)し、骨幹細胞が新しく骨を形成するというサイクルをもっています。その骨新生に必要な栄養素がカルシウム、マグネシウム(カルシウムが骨に沈着しやすくする)、コラーゲン(骨細胞を接着するいわば糊の役割)、イソフラボンなどのような女性ホルモン様成分(骨新生を高めて骨密度を増やす)などです。これらは同時に体内に存在しなければなりません。食生活において、上手に一緒に摂っていたいものです。

「子供への錠剤などの飲ませ方」

1才の乳幼児に、健康食品(コラーゲン)の錠剤タイプを飲ませようと思いますが、よいでしょうか。できなければ粉砕してもよいでしょうか。
☆錠剤の特徴
お薬では、「錠剤、カプセルは5歳未満には投与しない」ことが用法用量欄に明確に記載されています。喉につまらせないようにしたり、年齢によって細かく服用量を設定できないなどの理由によります。また、錠剤にはコーティング錠(糖衣錠など)のように成分の味により服用しにくく食事などの味覚に影響を及ぼす成分を閉じ込めたり、薬効的に上部消化器で溶けないようにするなど、製剤に工夫されているものもあります。
☆乳幼児や高齢者には剤型を選ぶ
いずれにしても、錠剤は避けて、シロップや液剤、散剤、ドライシロップ(口の中で舐めても水などで溶かして飲んでもよい)、または顆粒など、そのまま服用しても安心なものを選ぶべきでしょう。ただし、散剤など水と一緒にすると固まってしまうものは、口や喉に付着して咽んだり不快になることもあります。その際には少量の水などで練って、舐めさせるなど工夫をしてみてください。
☆コラーゲンを乳幼児へ飲ませることについて
般的に、コラーゲン含有の健康食品は、成人が利用することを目的として規格されています。乳幼児が服用することの意義は、特別な場合を除き、確立されていません。また体内コラーゲンには20種類以上があり、目的の身体の部位によって構造も違っていますので、その目的においても選ぶ必要があります。まず、必要な栄養素はなにか、その獲り方はどの方法が良いのか、など目的にあわせて主治医や栄養士にご相談されることをおすすめします。

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