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人の身体を老化させる活性酸素 酸素がなくては生きられない、でも酸素が老いる原因だった!!
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人の身体を老化させる活性酸素

人の身体を構成する細胞は、「生体内電子」というものをやり取りすることでエネルギーを生み出し、生命活動を行っています。しかし、この中で「フリーラジカル」と呼ばれる一種の電子が、老化や様々な病気の原因であることが判明してきました。このフリーラジカルをどのようにすれば取り除くことができるのか、今回はこれがテーマになります。
それでは、詳しくお話してゆきましょう。

1.まず、「活性酸素(フリーラジカル)」のことを知っておきましょう

「活性酸素ってなにもの?」

身体の90%は水分といわれていますが、水分は放射線や電磁波などを受けると水分子(H2O)から電子が飛び出します。飛び出した電子は身近な分子に攻撃を加えて、その分子の構造(性質)を破壊してしまいます。この電子を「フリーラジカル」と呼びます。特に酸素(O2)からのものが問題で、呼吸や酸素との触れ合いがこの作用を促進します。


※活性酸素の生体内変化

身体(細胞)の中に取り込まれた活性酸素は、結果的に「OH-(ヒドロキシルラジカル)」となって様々な傷害を起こしてゆきます。(SOD様成分:SOD酵素に似た作用をする成分で、フラボノイドやポリフェノールなどがあります。)

各種代謝系 SOD酵素 カタラーゼ(酵素)
O2
(酸素)

⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
O2−
(スーパーオキシド)

⇒⇒⇒⇒⇒
H2O2
(過酸化水素)

⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒
H2O
(水)
飛び出した電子は
SOD様成分により捕まえられる
SOD酵素の不足により
OH−(ヒドロキシルラジカル)へ⇒細胞(遺伝子も含む)傷害

「SODとは」

SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)とは、スーパーオキシドを即効的に変化させる酵素で「抗酸化酵素」と呼ばれています。その効果は、細胞内にできたスーパーオキシドを瞬時に10万分の1以下にするほどです。さらにSOD酵素の一種「カタラーゼ」によってヒドロキシルラジカルによる遺伝子や細胞膜(脂質)の破壊、タンパク質(各種酵素)や炭水化物の損傷を抑制することにより酸素傷害(酸素毒性)を防御します。(抗酸化比較:ビタミンCの8倍、β-カロテンの12倍、ビタミンEの16倍といわれています。)
人の場合は染色体(遺伝子)の情報によって合成されますが、活性酸素などによって染色体が傷害を受けている場合は、うまくつくり出せないこともあります。


※SODは金属タンパク質


金属タンパク質とはタンパク質に無機物(ミネラル)が結合したもので、このことで効率的にフリーラジカルを取り込むことができます。人の場合はCu(銅)・Zn(亜鉛)が結合しています。SODはタンパク質ですから「アミノ酸」が原料となりますが、ミネラルはタンパク質を合成するために欠くことのできない成分(触媒)となるので、併せて摂取する必要があります。


※SOD酵素は主にどこでつくられるか

SOD酵素(カタラーゼも含む)は「クエン酸サイクル」とよばれる代謝系で主につくられます。クエン酸サイクルは代謝系のほぼ中心をなすもので、糖質やアミノ酸から脂質(脂肪酸)、ホルモンや各種酵素、呼吸によるエネルギー産生、蓄積脂肪の分解など、非常に重要なはたらきをします。クエン酸を摂ると効率よく代謝を促進するだけでなく、SOD酵素をつくりやすくします。

「SOD様成分とは」

SOD様成分とはSODと同様の作用をもつ成分のことで、下表の成分がよく知られています。


成分名 主な作用 主な食材
ビタミンA
β-カロテン
粘膜の活性酸素反応抑制 肝油、乳製品、卵黄
ビタミンB2 過酸化脂質の生成抑制 酵母、八つ目ウナギ、レバー
ビタミンC 酸化物質生成抑制 新鮮な野菜や果物、芋類
ビタミンE 過酸化脂質の生成抑制 胚芽など
セレン(Se) 過酸化脂質の生成抑制 高麗人参、ニンニク、玉ねぎ
カロチノイド系 β-クリプトキサンチン(みかん)、リコピン(トマト)、ルティン(緑黄色野菜)、カプサイシン(唐辛子)、アスタキサンチン(鮭・イクラ・藻)、フコキサンイン(わかめ・ひじき)、クルクミン(ウコン)
ポリフェノール系 セサミノール(ゴマ油)、タンニン・カテキン(緑茶)、アリシン(ニンニク)、アントシアニン(赤ワイン・ブルーベリー)、イソフラボン(大豆)、ケルセチン(ココア・赤ワイン)、イソフムロン(ホップ)
その他 ショウガオール(生姜)、フィチン酸(豆類・芋類・胚芽)、クロロゲン酸(穀類)、グルタチオン(酵母・貝類)

2.健康食品で利用される代表的なSOD様成分

ポリフェノール

ポリフェノールとはその構造上に「-OH基」を複数もったものの総称で、植物中に広く含まれています。たとえば、今話題の松樹皮に含まれる成分を含有する機能性素材「フラバンジェノール(R)」、そのほかピクノジェノール、エンゾジノールなども利用されています。

※『フラバンジェノール』は株式会社東洋新薬の登録商標です。


フラボノイド

植物に広く含まれ、種子の発芽や成長に関与したり、強い抗菌作用があることが知られています。とくにフリーラジカルを捕まえる作用(ラジカルスカベンジャー)は非常に高いようです。