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身体ってこんな方法で守られている

私たちの生命活動は、すべて「免疫活動」といっても過言ではないほど重要な項目です。私たちの身体を構成している細胞は、すべてある統一の基準を持っているからこそ、くっ付き合っていることができます。当然のことですが、統一の基準と合致しないものが進入してくると排除しようとします。これが免疫そのものなのです。

1.身体を守る免疫細胞

「免疫はこんなところでもはたらいている」

私たちが生きてゆくために行っている「食事」や「呼吸」も、免疫システムの活動を活発にしています。食するものはすべて「異物」ですから、吸収をする際に免疫が当然はたらきます。これを「腸管免疫」といいます。ところで“過食すると風邪を引きやすくなる”といわれています。これは、免疫細胞が腸管に集中してしまい、呼吸器系の免疫が落ちるからなのです。

「免疫細胞の種類」

私たちの血球成分は大別すると赤血球・白血球・血小板があります。免疫に携わる代表的な細胞は「白血球」ですが、次のように細かく分類されています。


種 類 解    説
顆粒球 好中球 旺盛な食作用を有し、細菌などを偽足を伸ばして取り込みます。
好酸球 寄生虫病やアレルギー疾患によって増殖し、抗原に対してSOD酵素(抗活性酸素酵素)や分解酵素を放出して溶かそうとします。
好塩基球 骨髄の疾患で増えます。肥満細胞(マスト細胞)と呼ばれ、ヒスタミンなどを含有します。
リンパ球 B細胞 骨髄でできる抗体産生細胞で、免疫グロブリン(Ig)を有します。免疫グロブリンとは抗体を構成するタンパク質のことで、特異的に抗原(ウイルスやアレルギー発症物質)を結合させる構造をもっています。
K細胞 抗体で覆われた腫瘍細胞を、溶解して死滅させる働きがあります。
T細胞 胸腺で成熟する免疫細胞で、マクロファージから抗原提示(抗原の種類を認識するメッセージ)をうけて(免疫応答)、いくつかの細胞に変化します。
・ヘルパ−T細胞 B細胞の抗体産生細胞への分化を助けます。
・サプレッサーT細胞 過剰免疫を抑制します。
・キラーT細胞 ウイルス感染した細胞やがん細胞を破壊します。
NK細胞 ナチュラルキラー細胞とも呼ばれ、ある種のウイルス感染細胞、腫瘍細胞や移植骨髄細胞などに対して傷害活性を示します。
単球(マクロファージ) 血液中に遊走する食作用をもったもので、骨髄で発生・分化します。旺盛な食欲をもち、付着性・運動性に富み、体内で生じた死細胞、変性した自己成分や外部から侵入した細菌などの異物を食し、消化して排除します。そのほか、腫瘍壊死因子などのサイトカイン類などの物質の産生、抗原提示などの免疫調節作用の役割を担っています。

b)免疫細胞同士は連絡を取り合っている

免疫細胞たちは化学物質である「サイトカイン」というタンパク質を分泌して、お互いが得た情報や指示を伝え合っています。例えば細菌などの異物が進入すると、まずマクロファージがそれを食して、その情報をヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞はB細胞・キラーT細胞・NK細胞などに指示を出すといった具合です。


c)免疫細胞の情報のやり取りするシステムと物質(サイトカイン)

サイトカインとは、免疫細胞などから放出されるタンパク質(多くは糖タンパク)の総称で、免疫調節作用、炎症反応制御作用、抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、細胞増殖・分化の調節作用など、細胞間の相互作用に関する触媒の働きがあります。代表的なものに、インターフェロン(主にウイルス抑制因子)、インターロイキン(白血球間のシグナル伝達)、TNF-α(腫瘍壊死因子)などがあります。


※代表的なサイトカイン

分 類 主 な は た ら き
インターロイキン(IL) リンパ球や単球などが産生するもので、白血球細胞間のシグナル伝達物質。
インターフェロン(IFN) ウイルス感染時に産生・分泌されるもので、ウイルス抑制因子とも呼ばれます。
腫瘍壊死因子(TNF-α) 主にマクロファージが産生するもので、細菌やウイルス、寄生虫などの刺激によって産生されます。
リンホトキシン(LT・TNF-β) 抗原やウイルスの刺激によってリンパ球から分泌されます。
エリスロポエチン 赤血球の産生調節因子。主として腎臓から分泌され、腎組織の酸素濃度の変化により、産生が調節されます。
繊維芽細胞増殖因子(FGF) ヘパリン結合性増殖因子ともよばれ、けがをしたときなどに傷口をふさぐために増殖する繊維芽細胞の増殖を助けます。

2.抗原抗体反応

抗原(ウイルスや細菌、花粉、寄生虫など)が一度体内に入ってくると、マクロファージなどの食作用などで抗原の情報を後免疫細胞に伝えます。後細胞の中のB細胞は、その情報により抗原のタイプ別に、ある種のタンパク質(抗体)をつくり始めます。
二度目に抗原が入ってきたら、以前の情報によってつくられた抗体を産生して、免疫システムがスムーズに作用するようにします。これが「抗原抗体反応」とよばれる一連の反応です。特に免疫グロブリンは重要な成分のひとつで、IgGやIgEなどが広く関与します。

3.免疫システムを活性化する代表的な成分

β-グルカン

低分子の不溶性食物繊維で、血中に入ると主にマクロファージを活性化して免疫システムを作動させます。


免疫グロブリン

「免疫ミルク」の主要成分で、B細胞を活性化することにより、抗原抗体反応を促進します。